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「検察側の証人」(11月20日 ルテアトル銀座)


以前,金曜シネマ倶楽部でご紹介した映画「情婦」の舞台版で,法廷劇である

老婦殺しの容疑をかけられた青年レナード
彼には犯行時間に妻と一緒に自宅にいたというアリバイがあった
しかし妻ローマインは,検察側の証人として驚きの証言をする
果たして判決は?
そして,息を飲む結末!
あれ?前回と同じだ


そう,奇しくも前回ご紹介した「スルース(探偵)」と同じトリックが本作にもある
これ以上はネタバレになるので言わない


ローマイン役の浅丘ルリ子氏の圧倒的な存在感!

しかし惜しいかな,夫レナード役が風間トオル氏なので年齢的にちょっと難あり

弁護人役の渡辺徹氏は,好感は持てるがもっとけれんみがあった方が良いかも

家政婦役の松金よね子氏は安定感抜群

ライブにはライブならではの良さがあるが
本作品の場合,好みから言えば,茶目っ気たっぷりのビリーワイルダー監督の映画版「情婦」の方に軍配をあげよう


ちなみにアガサクリスティ原作の短編の方は,非常にシンプルな結末になっている
興味のある方は,ご一読を


ところで,会場のルテアトル銀座はなかなか良い劇場だったが
市川海老蔵のルテアトル銀座の初春花形歌舞伎は大丈夫なのか?
(二週続けてそのオチか)


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「スルース(探偵)」(自由劇場)


前回はイッセー尾形氏の一人芝居をご紹介したが
今回は二人芝居である


舞台はイギリスの郊外,初老の推理作家アンドリュー氏の邸宅
そこへミロという青年がやってくる
ミロはアンドリューの妻と付き合っている
一方,アンドリューにも愛人がいて,浪費家の妻を持てあまし気味
二人は,お互いにとって最良の結果となるある計画を実行しようとするが・・・


セット転換はなく,アンドリュー邸内で物語は進む
柱時計,洋服箪笥,人形,花瓶などの小道具が効果的に使われている
そして驚きのトリックと,息を飲む結末
まさに舞台劇の真骨頂といえよう


映画版もあるが,ぜひともライブをお勧めする

と言っても,東京公演は明後日が千秋楽
年明けに京都公演があるので,興味のある方はそちらをどうぞ


ところで,市川海老蔵の京都南座の顔見世興行は大丈夫なのか?

「イッセー尾形のこれからの生活2010 in横須賀」(10月30日)




かつて「お笑いスター誕生!!」というテレビ番組があった
歌手の登竜門だった本家「スター誕生!」のいわゆる「お笑い芸人」ヴァージョンである

この番組の出身者は多い
まだ自分では歌っていなかった「コロッケ」
オールナイトフジでブレイクする前の「とんねるず」
マジシャンというより話芸の「マギー司郎」
東国原宮崎県知事の漫才コンビ「ツーツーレロレロ」
警官コントの「ブラザートム」(当時は「小柳トム」)


そのほかに,カップ麺の銘柄を早口で言う「ミスター梅介」,奇妙なダンディズムの「でんでん」,シュール漫才の「象さんのポット」などなど・・・

というわけで(前置きが長くなったが),イッセー尾形氏も同じくこの番組の出身者

「お笑いスタ誕」で初めて見たネタは,「火事場見物」だった
30年前である
その印象は「これは何だ?」だった
落語でもない,漫談でもない,一人芝居という世界
あっという間にメジャーになり,公演チケットはプラチナ化

ビデオでしか見たことがなかったが,今回,ようやくチケットをゲット
台風が接近するなか,横須賀まで行ってきた

ここからはネタバレしないようにぼんやりとご報告

のっけからずるい衣装で登場
この芝居は,ネタが終わると舞台上で次のネタの扮装を行いそれも観客に見せるというスタイルだが,最初のネタはそれがないから,インパクト十分


個人的には,素っとぼけたむち打ちの中年女性のネタと,困ったクレーマーの初老男性のネタがお気に入り
(見ていない人にはまったく分からないなこりゃ)

そう,イッセー氏の舞台は見なければわからないのだ
台風の中,横須賀まで行った甲斐があった

次の新ネタ公演もぜひ観に行きたい
(チケットが取れればだけど)

ちなみに,東京の原宿公演(12月4日~12日)の一般発売は11月13日とのこと
(イッセー尾形公式ホームページより)

おすすめ!


「井上陽水 40th Special Thanks Live in 武道館」(日本武道館12月4日)


井上陽水が40周年の記念ライブを日本武道館でやるというので
これは傘がなくても「行かなくちゃ」

しかし,陽水のライブはプラチナチケットで,先行販売の抽選にも外れた
あきらめていたところ,ステージサイド席の追加販売でチケットをゲット!
(普通にファミマポートのチケットぴあで買えた)

この日本武道館のステージサイド席は,別名「ブラインド・サイド席」
(勝手に言っているだけで一般的な名称ではないので注意)
要するにステージの真横から後ろあたりの席なので,非常に見づらい
しかも2階席ということで(2階北東F列20,21番),通常料金より2000円も安い6500円でとってもリーズナブル!
「一体,どんな席なのよ?」と買ってから不安になる

しかし,実際に着席してみると,意外と良い席
正面のスタンド席よりも圧倒的にステージに近いので,すっごくよく見える!
うしろ姿が・・・

まさに陽水の「後見人」である
陰ながら応援できる良い席だ

さてライブの内容だが,軽妙なトークと圧倒的なパフォーマンス
うしろ姿ではあったが,それでもカッコイー!

40周年ということで,懐かしい曲が多かった
お馴染みの曲から,今年惜しくも亡くなった忌野清志郎氏と一緒に作った「帰れない二人」も
そして,学生の時に生まれて初めて作ったという曲も披露して会場を沸かせた

「氷の世界」はキレている!
「いっそセレナーデ」は甘いねぇ
そして「傘がない」をライブで聴けて本当に良かった

大満足の夢のようなSpecial Thanks Live
こちらこそ,ありがとう!

追伸
このライブの模様は,2010年1月31日にWOWOWで独占オンエア予定だってさ
(注WOWOWから何ももらっていません)

 「ABBA GOLD   Greatest Hits Tour 2009」

(東京国際フォーラム 10月17日)

アバは1970年代に活躍したスウェーデン出身の4人組ポップスグループ

代表曲は「ダンシングクイーン」「恋のウォータールー」など

現在は,活動をしていない

したがって,チケットに「本公演は”アバ”の公演ではありません。」と記載されているように,このコンサートにアバは出演しない

 「アバゴールド」という本家公認のコピーバンドのコンサートなのだ

オリジナルメンバーは誰も参加していない

そしてワールドツアーである

これは凄い!

 要するに「なんちゃってアバ」なのだが,

「おそらく本物のアバのコンサートもこんな感じだったんだろうなー」

という雰囲気にしてくれるそんなコンサート

 当時のファンが多いからだろう,観客の年齢層は高い

だから一曲目から総立ちということにもならない

演者側もそれを承知していて,盛り上がる曲の時に,

「ミナサン,タッテクダサーイ」とか,

「イッタンスワッテクダサーイ」

「アトデモウイッカイタッテモライマース」

などと,まるでリハビリのように指示を出してくる

そして,途中に休憩もある!

 このコンサートは,「なんちゃってアバ」というフィクションを

出演者も観客も一緒になって楽しもうという,

非常に高度な大人の楽しみ方の究極の形といえる

ゆえに,「ゆるい」などと批判してはいけない

「ゆるさ」を楽しむコンサートなのだから

 

十分楽しんだ!



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