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「黄金のアデーレ 名画の帰還」(公開中)


今年最後の金シネは,見応えのある作品のご紹介で締めくくろう

アメリカ在住のマリアは,孫ほども年の離れた新米弁護士のランディに,クリムトの名画「黄金のアデーレ」をオーストリア政府から取り戻して欲しいと依頼する
現在は「オーストリアのモナリザ」とまで呼ばれているこの「黄金のアデーレ」は,第二次大戦中にマリアの家からナチスに略奪されたものだという
マリアは,両親を置いて祖国オーストリアを逃げ出したという辛く悲しい過去を持っていた
幸せだったころの家族の思い出の象徴であるこの絵画を取り戻そうとするマリアとランディの前に,法の壁,国家の壁が立ちふさがる
そしてマリアが本当に取り戻したかったものとは・・・

マリアを演じるヘレンミレンに圧倒される
(本当にこの人はお馬鹿映画「RED」に出ていた人と同じ人なのか?)

ストーリーは実話に基づいており,マリアとランディが悪戦苦闘しながらも目標に近づいていく過程は小気味よい
ただ本作の素晴らしいのは,マリアの過去がフラッシュバックのように挿入されていて単純な絵画取り戻しの話にとどまっていないところである
2時間弱の作品だが見応え十分の佳作である

おすすめ!

さて,来年も素敵な映画に出会えますように!
皆様,良いお年を!


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「ガントレット」(1977年)

本日最新作が公開されるスターウォーズの第1作(エピソード4)が公開されたのは1977年

というわけで,今回は同じ1977年公開のクリントイーストウッド監督・主演の刑事映画

さえない刑事ショックリーは,証人護送の任務を受ける
ラスベガスから飛行機でフェニックスに戻ってくるだけの簡単な任務と考えていたショックリーだったが,証人マリーは「自分は命を狙われている,あんたも殺される,無事にフェニックスに着くことはできない」と言ってフェニックス行きを拒絶する
マリーの忠告を無視してショックリーは護送を開始するが・・・

思うに,既に「ダーティーハリー」シリーズで人気者になっていたイーストウッドが同じ刑事映画である本作を作ったのは,気分転換のためか?または別のタイプの刑事を演じたかったからか?
しかし,本作ショックリーもハリーキャラハンにしか見えない
「ガントレット」ではなくて「ダーティハリー4」でも良かったのではないか?
というような感じである
(実際の「ダーティハリー4」はこの6年後に作られている)

ストーリーはシンプルで,バスジャックされた乗客が不自然なくらい協力的だったり,警官が棒立ちという不思議なラストシーンなど突っ込みどころ満載だが
観始めると最後まで観てしまう不思議な映画

年末年始にほろ酔い気分で観るにはちょうど良い作品である

ところで,1977年公開の「スターウォーズ」も,お姫様を助けて敵をやっつけるというシンプルなストーリーだったなぁ
さてさて最新作はどんな具合かな?

四日市宿~坂下宿


11月27日,四日市宿をスタート
この日は風が強くて,おまけに寒い!
石薬師宿を過ぎて庄野宿に着いた頃は日も傾きかけて意気消沈
しかしもう少しだけ頑張ろうと先に進むと
すれ違う下校中の小学生たちがみんな
「こんにちは!」
と元気な声で挨拶してくる
こちらも嬉しくなって挨拶して,元気回復

井田川小学校の児童のみなさん,ありがとう!

この日は井田川駅で終了し,2時間に1本しかないバスでルートイン鈴鹿に戻って一泊

翌日は,亀山宿を通過し,宿場の風情を残した関宿でおこわの昼食
「越すことが無いと思われる限度」という意味で使われる「関の山」という言葉は
この関宿の山車(だし)のことだという
山車が町内の街道をふさぎ,これ以上通るに通れない様子から「関の山」というようになったとか
(関町から八坂神社の祇園祭に出される山(山車のこと)は大変立派だったため,それ以上贅沢な山は作れないだろうというところから,「関の山」というようになったという異説もある)
関宿で出会った自転車に乗ったおじさんに教えてもらった

おじさん,ありがとう!

この日は次の坂下宿まで行きたいのだが,最寄り駅の関駅まで帰ってくる手段がない
関駅の観光協会の人に相談したら,地元のタクシーを教えてくれて,泊まるところやバスの時刻表なども教えてくれた

観光協会の人,ありがとう!

鈴鹿峠の手前の坂下宿まで行って,言われたとおり地元のタクシーで関駅まで戻って今回は終了
前回同様,名古屋駅で山本屋本店の味噌煮込みうどんを食して帰宅した
今回はいろいろな人に感謝しながらの上洛戦だった

いよいよ師走
年内のゴールは,スケジュール的に微妙なり
「007スペクター」(本日公開)


今年はスパイ映画の当たり年
ピアースブロスナンの「スパイ・レジェンド」
トムクルーズの「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」
コリンファースの「キングスマン」
そして前回ご紹介した「コードネームU.N.C.L.E.」

というわけで,いよいよ真打ち,007シリーズの最新作である

前作「スカイフォール」で死亡したM(前任者)は,ボンドにビデオメッセージを残していた
現在のMの制止を無視し,前任者の指示に従ってボンドはローマに向かい,そこで悪の組織スペクターの存在をつきとめる
そしてその首領の正体は・・・

6代目ボンドのダニエルクレイグ最終作という噂である
暗いイメージが強かったクレイグ・ボンドだったが,本作は多少改善されている

しかし,ストーリーが今ひとつである
アクションシーンも冗長気味
悪の組織「スペクター」も迫力不足の感が否めない
(辛口意見なのはこのシリーズが好きだからなので,お許しあれ)

ところで,本作で秀逸なのは,ボンドガールのレアセドゥである
とても良い!
列車内でドレスで現れるシーンは,思わず息をのむ美しさ
とても良い!(2度目)

彼女の次回作が楽しみだ

ごめん,クレイグ
君の次回作はそれほど・・・

前回の予想通り,結局「コードネームU.N.C.L.E.」の勝ちかな?

ごめん,クレイグ(2度目)
桑名宿~四日市宿


強風のため中止になった「七里の渡し乗船ツアー」
気を取り直して,11月1日,桑名宿側の七里の渡し跡からスタート!

桑名と言えば焼きはまぐり
と言うわけで,スタート早々,「日本料理 丁子屋」さんで焼きはまぐりのランチを食す

うまし!

この旅も,11月に入って日が短くなり,あまり遅い時間まで歩くことは出来なくなってきた
気温もだんだん寒くなってきたし
などと,いろいろ言い訳をしたが,この日は結局,次の四日市宿で終了
スタートがお昼だったので,仕方なし

帰りは名古屋に寄り道をして,山本屋本店の味噌煮込みうどんを食す

うまし!

これで,ゴールの京都まであと100kmちょっと

年内にたどり着くかなぁ?


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