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箱根宿~沼津宿

およそ1か月ぶりに上洛戦を再開
今回は,午前7時30分新宿発のロマンスカーに乗って,午前9時30分に箱根山中の畑宿(東海道五十三次の宿場ではなく地名)というバス停からスタート

出だしから石畳の登り坂と急な階段に早くも息が切れる
見晴らし茶屋で甘酒とうぐいす餅を食べて少し回復するも,気温がグッと下がって寒いのなんの
それでもお昼前には芦ノ湖に出て箱根の関所を通過して,とろろ飯の昼食

「あとは下り坂だから楽勝!」と思っていたが,さにあらず
下りの方が足への負担はきつく,特に「あまりの急坂のために背負った米が汗と熱でこわめしになった」という通称「こわめし坂」では膝やらつま先やらが悲鳴を上げた

予定では三島宿まで行って「三島広小路駅」で伊豆箱根鉄道に乗ろうと思っていたのだが,2キロくらい手前の「三島東海病院」という中途半端なところでこの日は断念し,病院で客待ちしていたタクシーに乗って伊豆箱根鉄道の駅まで行くというダメダメ状態に陥る
この日は伊豆長岡温泉の正平荘に一泊(食事の美味しい宿なり)

翌日は電車とタクシーで「三島東海病院」まで戻り,そこからスタート
三嶋大社にお参りし,途中,柿田川湧水に立ち寄りながら沼津宿まで行って今回の上洛戦は終了
本当は次の原宿まで行きたかったのだが,前日の箱根でやられた筋肉痛が酷くて予定通りとならず

さすがに箱根は天下の険なり

前半戦の山場だった箱根を超え,次の目標は家康没後400年で注目を浴びる久能山東照宮にロックオン!
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「晴れ,ときどき殺人」(1984年)


晴れていたのに突然雨が降り出す天候不順なこの季節

というわけでこの作品,赤川次郎原作の同名小説を映画化したもの

女子大生の加奈子は,母が目撃したある殺人事件の犯人捜しに巻き込まれてしまう
そして彼女の住む屋敷でも殺人事件が発生し・・・

いわゆる角川三人娘の一人である渡辺典子の主演作
(ちなみにほかの2人は薬師丸ひろ子と原田知世)
一番地味な印象の彼女だが,3人の中では一番美人だし個人的にはお気に入り(だった)

内容はコメディタッチの推理もので,バブル前夜の軽薄な世相を見事に反映した作品である
30年前の太川陽介や伊武雅刀が恥ずかしいくらいに若い

当時中高生だった諸氏へ,どっぷりと郷愁に浸りたくなったらご覧あれ

ところで,渡辺典子が歌うこの作品の主題歌「晴れ,ときどき殺人(キルミー)」は作詞:阿木燿子,作曲:宇崎竜童のゴールデンコンビによるもので,名曲である

歌唱力に多少難ありなのだが・・・
「シェフ~三つ星フードトラック始めました~」(公開中)


4月,新入社員は必ず誰でも失敗だらけ

というわけでこの作品,たとえ失敗してもやり直せば良いことあるよという映画

一流レストランのシェフのカールは,批評家が来店する日のメニューを新しい料理に変更しようとしていた
しかしレストランのオーナーに反対され,いつもの定番メニューを提供したため批評家から辛辣な評価を受ける
カールは,レストランのオーナーと衝突してクビになり,批評家に悪態をついている姿をネットでさらされて再就職先も見つからない
意気消沈のカールだったが,レストランのシェフになるのではなく,屋台(フードトラック)で自分の好きなキューバサンドイッチを売ろうと決意する
そして・・・

予定調和のストーリー展開だが,決して見ていて不快にはならない
映画を見て「こんな旅がしてみたいなぁ」と思ったのは
「男はつらいよ」シリーズ以来かな

監督・主演は,「アイアンマン」シリーズの監督のジョンファヴロー
役者でもある彼の多才ぶりが際だっている
レストランのオーナー役にダスティンホフマン
他にスカーレットヨハンソンやロバートダウニーJrなど豪華な脇役陣が華を添える

空腹時には絶対に観てはいけないので要注意
そして観終わったあと,ホットサンドが食べたくなること必至である

おすすめ!

ところで,新入社員の皆さんへ
いくらやり直しがきくとはいえ,多少の我慢は必要だからね
あっさり辞めたりしたら大変だからね(経験談)


大磯宿~箱根宿

予想していたことではあるが,スタート地点に行くまでが大変になってきた

というわけで3月21日,湘南新宿ラインで国府津駅まで行き,そこからスタート
この日はあいにくの小雨模様
相模湾に沿った道が続き,ちょっとだけ海岸に出てみたが
「天気が良ければなあ」

雨男は誰だ?

ついに酒匂川の手前のコンビニで雨除けのポンチョを購入して装着
「天気が悪い日にはやらない」
と決めていたこの上洛戦だが,この日は宿泊地の予約をしているのでやめるわけにもいかず
うなだれながら歩き続ける

お昼ころに小田原宿に到着し,無料の休憩所「なりわい交流館」でお茶をご馳走になる
昼食を済ませて,いよいよ箱根の山登りである
箱根駅伝往路の最終区間だ
ここからは箱根登山鉄道とつかず離れずに進む道
雨もやみ箱根湯本に到着し,小田原攻めの時に秀吉が本陣にした早雲寺でこの日は終了
湯本富士屋ホテルで草鞋を脱いだ
(草鞋では歩いていません,念のため)

翌日は天気も良く,絶好の旅日和
早雲寺から出発するが,さすがに箱根は天下の険
登り坂がきつくなってきた
ただ,県道から外れた箇所は「これぞ旧街道」という風情がたっぷり
江戸時代に敷かれた石畳の道や人ひとり分の幅しかない木橋で沢を渡るなど
この旅一番の「東海道らしさ」を満喫できた
今回は畑宿のバス停で終了し,今来た道をバスで湯本まで戻り(あっという間!)
ロマンスカーで帰宅した

「馬鹿みたいに東海道を全部歩くつもりはないが,東海道気分を味わってみたい」
という人には,この日のルートはお勧めである

さて,次回は箱根の関所を突破し三島まで行きたいが
ひょっとしたら,突然「ホントに歩く箱根駅伝」にタイトルが変わっていて最終回になっていたりするかも・・・


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