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「みやこで落語 遊馬百席」(10月12日 滝野川みやこ鮨)


自宅の近所のお寿司屋さんで,月に一度,落語の会が行なわれている
しかも素人落語などではなく,プロの落語家さんの落語とのこと

というわけで,今回,初めて行ってみた

三遊亭遊馬師匠は,笑点などでお馴染みの小遊三師匠のお弟子さんで
このみやこ鮨での落語会は73回目とのこと
演目は,「花筏」「ちはやふる」「紺屋高尾」の三席
これで木戸銭千円はお得である

マイクを通さない生の落語は大迫力!
しかもお寿司屋さんの座敷だから演者と客との距離が近い!
そしてまた遊馬師匠の声がでかい!

とても楽しい落語会なり

終演後は師匠を囲んで打ち上げの飲み会になるというので
思い切って参加してみると,この日はたまたまお馴染みさんの参加が少なく
師匠含めてたったの5人!
緊張して日本酒を飲み過ぎたが,興味深いお話をたくさん伺うことができた

生の落語,おすすめである

今度は寄席にも行ってみようかな

追伸
お寿司も美味しいなり

「柘榴坂の仇討」(公開中)


山岡荘八著「徳川家康」(全26巻)を読んでいる
ついに関ヶ原の戦いを終え,現在,第19巻の途中なり

というわけでこの作品,その関ヶ原の戦いでも活躍した徳川三傑のひとり井伊直政の末裔である井伊直弼の暗殺事件が端緒の物語

安政七年三月三日,雪の降る桜田門外にて,大老井伊直弼が暗殺される
主君を警護できなかった近習役の志村金吾は,切腹も許されず,逃亡した暗殺一味を探し出して斬首せよとの藩命を受ける
武士としての本懐を遂げさせたい妻セツに支えられ,金吾は主君の仇討の相手をひたすら探す生活となる
13年の時が流れて,時代は明治の世へと移り,仇討を命じた藩もすでに無くなったが,金吾は仇討の相手を探し続けていた
そしてついに金吾は仇討の相手の所在を知る機会を得る
それは奇しくも明治政府が仇討ち禁止令を出した日であった
暗殺事件と同じ雪の降る中,金吾とその仇討の相手が相対する
そして・・・

珍しく大人の鑑賞に堪えうる映画であると一応言っておく

見え見えの伏線や期待通りの無難な結末も目くじらを立てることも無かろう
この手の映画が,今,求められているのだろうから
ただあまりにも手堅い作りなので,予想外の驚きを期待してはいけない

素直に楽しむべし

さてと,260年ほど遡って「徳川家康」の世界に戻るとするか


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