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「エビータ」(自由劇場にて公演中)


2年ぶりに観劇した本作

アルゼンチンの大統領夫人エバペロン(愛称エビータ)の数奇な人生を描くミュージカル

実は,主役のエビータよりも狂言回し役のチェゲバラの方が露出が多く,ほぼ出ずっぱりで歌って踊って茶化す
前回同様,チェを演じる芝清道氏の圧倒的な歌唱力!

この人,昨年8月に「マンマ・ミーア!」でサム役を1週間だけやったのだが,
芝居が細かく,あの難関曲「Knowing Me,Knowing You」も易々と歌い上げるすごい役者なのだ

劇団四季に詳しい人は,そんなことは知ってるって?
劇団四季に詳しくない人は,何のことだかさっぱりだって?
(そりゃそうだ)

舞台装置もマイナーチェンジしていて
「カサ・ロサーダのバルコニー」が客席の方にせり出してくるので
びっくりフジツボ阿古屋貝!

なお参考までに,本作で特にお気に入りなのは
「ブエノスアイレス」
「飛躍に向かって」
「金はでていく湯水のように」
の3曲

観たことない人には,何のことだかさっぱりだって?
(本当に,そりゃそうだ!)

申し訳ない



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「宇宙人ポール」(公開中)
 

毎月1日の映画の日は,全国的に料金が1,000円になるが(3D映画除く)
各映画館にも独自の「サービスデー」がいろいろと設けられている

というわけで,そんな「サービスデー」(シネリーブル池袋)を利用して1,000円で観に行ったこの作品

イギリスからアメリカのコミックマーケット(「コミケ」と言うらしい)にやってきたグレアムとクライブの二人は,SFオタクの仲良しコンビ
二人は,キャンピングカーを借りてアメリカのUFOスポットを回る旅に出るが,なんと本物の宇宙人に遭遇する!
ポールと名乗るその宇宙人は,容姿こそ二人の想像通りだったが,その言動は二人の想像を裏切り,まるっきり陽気なアメリカ人
それもそのはず,ポールはアメリカに来て60年以上になるという
謎の組織に追われるポールとSFオタクと彼らに巻き込まれた敬虔なクリスチャン(?)のルースの4人の逃避行が始まる

くだらないおふざけ映画だと思っていたが,意外や意外,かなり楽しめた

本家「エイリアン」シリーズでお馴染みのあの大物女優がそんな役で,そんなオチまで・・
本家「未知との遭遇」のあの大監督が,本人役で声の出演を・・

上映時間も100分ちょっとで,ちょうど良い
これで料金1,000円なら文句ないね(1,800円だったらどうだったかなぁ?)
SFオタクである必要はないけれど,SF映画好きでないと,半分くらいしか楽しめないのでご注意を

ところで,今年,「スターウォーズ・エピソード1」が,3D映画として封切られるらしい
「タイタニック」もその予定とか
興行成績がどうなるか,興味あるなぁ(観にはいかないけど)
そのうち「男はつらいよ」シリーズも3D化して封切られたりして・・
「それをやっちゃあ,おしまいよ」



「ラ・カージュ・オ・フォール」(1月10日ソワレ 日生劇場)


鹿賀丈史氏と市村正親氏の2大スターがそろい踏みのミュージカルコメディ

ゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」では,毎夜,女装した男たちのショーが繰り広げられる
オーナーのジョルジュ(鹿賀丈史)と看板女優(男性だけど)のザザことアルバン(市村正親)は,長年,夫婦として生活し,ジョルジュがただ一度犯した過ち(すなわち女性との行為)でできた息子ジャンを育ててきた
そのジャンが結婚相手として選んだ娘の父親が,ゲイを目の敵にするガチガチの保守系議員だったから,さあ大変!
すったもんだの大騒動となる

ストーリーは大味だし(失礼!),ミュージカルナンバーも特筆すべきところはないが(重ね重ね失礼!),鹿賀丈史氏と市村正親氏のわるふざけ寸前の洒脱な芸達者ぶりは堪能できる

ちなみに,オケビの中で派手にタクトを振るマエストロ(指揮者)も見逃せないので要チェック!

派手さ,華やかさ,馬鹿馬鹿しさと,新春を飾るにはぴったりの作品なり

ところで,指名手配の人間が出頭しても警察官が取り合わなかったり
刑務所の塀に組んだ足場から受刑者に脱獄されたりと
実社会もなかなかに馬鹿馬鹿しいなぁ





 

謹賀新年


「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(公開中)

 
強かったなぁ,東洋大
5区の柏原にトップでタスキを渡したら,そりゃ逆転は不可能でしょ

というわけでこの映画,不可能なミッションを遂行するスパイの活躍を描くシリーズの最新作

IMF(Impossible Mission Force)のエージェントのイーサン(トムクルーズ)は・・・?

第1作でテレビシリーズ「スパイ大作戦」のファンから大ひんしゅくを買ったこのシリーズも,この作品で4作目
トムクルーズの超人的な活躍も,派手なアクションも,観た後ストーリーを思い出せない作風も健在
「そんな馬鹿な」と思いながらも十分楽しめる痛快娯楽作品のお手本のような映画

頭をからっぽにして,お楽しみあれ!
 
今年もよろしく





廃業後案ずる水戸の御老公

継承後案ずる北の御老公








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