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「談志独演会」(北とぴあ2003年3月4日)


先日,立川談志氏が亡くなった
氏が生前言っていた,いわゆる
「談志が死んだ」
である

ここ数年,NHKが(スケベ根性で)100年インタヴューとか密着ドキュメンタリーなどを制作していたが,気の毒なくらい追い詰められている氏の姿がそこにはあった
不謹慎な言い方かもしれないが,訃報に接した時にまず思ったのが
「惜しいけど,これで氏がもう苦しまないで済むから,良かった」
だった

さて,8年前に氏の独演会に行ったことがある
生で談志落語をきいたのは,これ一回きりだ
この日の演目は,なんと「道具屋」
しかし普通の道具屋とは違い,実は与太郎は非常に賢くて,わざと馬鹿な言動をしているという趣向

そして,師匠である柳家小さんの十八番(「おはこ」と読んでね)の「笠碁」
小さん師匠は,前年亡くなっていたので,追悼の意味があったのかもしれない
(単なる思いつきで,そんなつもりはさらさら無かったのかもしれない)
ケンカをしてしまった碁敵の二人が,憎まれ口を叩きながらも,結局は元の鞘におさまるという人情話
仲直りするくだりでは,思わず会場から大拍手が起きた
氏も終演後に
「いろいろ抜けているところはあったけど,なかなか良く出来たと思いますよ」
と言っていた

綺麗なお辞儀をする人だった

ご冥福をお祈りします

ところで,氏の名言(迷言?)に
「銭湯は裏切らない」
というのがある

今夜は久しぶりに銭湯にでも行ってみようか




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「イッセー尾形のこれからの生活2011inクエスト~2011年を想う新ネタ~」
(原宿クエストホール12月7日)


今年3回目の「イッセー尾形のひとり芝居」鑑賞である

5月の渋谷伝承ホール公演は,「作業員」「バーテン」「アトムおじさん」など懐かしいネタのオンパレードだったが,今回はオール新ネタということである
客席の年齢層は相変わらず高く,リピーター率も同様に高そうだ

最近お馴染みだった「天草五郎シリーズ」は,今回ついに完結編
(人を食った大団円に,場内大拍手!)
イッセー氏は,いわゆる作り込んだネタを提供する,現代では貴重なエンターテイナーの一人だ

ところで
「談志が死んだ」

今になって「生で観ておけば良かった」という人も多いだろう

大丈夫,イッセー氏は元気いっぱい舞台をつとめているから
(来年,還暦らしいけど)

ぜひお勧め!
(但し,今回の公演のチケットはもう無いらしい)
次回の原宿クエスト公演は,2012年2月21日~26日だそうだから
見逃すな!

ところで,会場で「新発売」と言われた「アトムおじさん」が書いてあるポチ袋を正月のお年玉用に購入した
もらった方は,わけが分からないこと必至
または,かなり低い確率で「ニヤリ」とするかも
相手の反応が今から楽しみ

「もういくつ寝るとお正月」か

次回ブログは,立川談志氏の追悼の予定





 

「マネーボール」(公開中)


日本シリーズはホークスの優勝で幕を閉じ,来年の開幕までプロ野球はお預け

というわけでこの作品で楽しもう
メジャーリーグの内幕を垣間見ることができる佳作である

アスレチックスのGM(ゼネラルマネージャー)のビリーは,チームの有力選手を次々と引き抜かれ,チーム作りの基本理念を変える決意をする
それは,これまでの野球界の常識を破る画期的な理論の採用であった
果たして,アスレチックスの運命やいかに!

まるで将棋の駒のような扱いに,プロのスポーツ選手は大変だなぁとつくづく思う

しかし,元ドラゴンズ監督の落合氏も言うように
「そういう世界で生きている」
ということなのだろう
そしてそういう厳しい世界だからこそ,ファンは野球場へ足を運ぶのだろう
真剣勝負を楽しむために

だから日本シリーズの最中に邪魔して欲しくなかったなぁ
読売さんよ

この映画を観て,ますます思う
日本でGMなんて肩書きやめなさいよ
実体が伴っていないんだから
ねぇ読売さんよ





「劇団四季ソング&ダンス The Spirit」(11月16日 四季劇場「秋」)


劇団四季の「ソング&ダンス」シリーズの最新作「The Spirit」が先月10日に開幕した

前作の「55ステップス」は,まさに「ミュージカルの宝石箱」にふさわしく,有名なミュージカルのおいしいところだけを「これでもか!」と詰め込んだ内容で,観劇後は
「お腹いっぱい,もう食えねぇ」
という感じだった

一方,今回の「The Spirit」は,「せっかくだから多少贅沢してもおいしいものを食べに行こう」と思う人には,もの足りない感じがするかもしれない
(前作と対比すると,なおさらである)

これは,シリーズのコンセプトの違いのためだろう
前回の「55ステップス」は,「劇団の55周年だ!祭りだ!わっしょい!」という感じだったが
(公式なものは知らない,あくまで個人的感想)
今回の「The Spirit」は
「生きているってすばらしい」ということなのだろう
(こちらも公式見解は知らない,あくまでも個人的感想)

そして,劇団に数々の楽曲を提供した故三木たかし氏への追悼の色が濃い
(第二幕は,ほぼそれ一色)

好き嫌いがはっきりと分かれるかもしれない
万人受けを狙っていないのかもしれない
(狙っていたけど,結果的にこうなったのかもしれない)
しかし,「The Spirit」,すなわち,劇団の心と銘打っているのだからこれはこれでいいのだろう
「この作品は,客の入りは二の次である」と
(どうかな?)

個人的には,第一幕の「お洒落は私の切り札」は楽しかった

本作が公演中なのに申し訳ないが,次回の「ソング&ダンス」に期待したい
「60ステップス」みたいな感じのものを





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