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「キャッツ」 (キャッツ・シアター五反田/大崎 4月26日)


何を今さらの感があるが,「キャッツ」である
すでに26年目だという(四半世紀!)

「ラム・タム・タガー」じゃないけれどあまのじゃくな性格なので,あまりにも有名だったり乗り遅れたなーと思ったら「観ないよー」ということが多いのだが
4度目の東京公演(これまでで最長の4年半)が千秋楽間近ということなので,とりあえず観てみた
初めてである

なるほど,専用劇場が必要なわけだわ
客席の通路も舞台の一部なんだね
歌舞伎で言えば,何本も花道があるようなもの
そして,あっちゃこっちゃでネコが動き回る

こりゃあ,楽しいでしょ

1階7列15,16番という舞台の真横の席だったので,今度は正面の席で観てみたい
(ちなみに,演出上,端っこの席なら上手側よりも下手側の方がいいだろうね,たぶん)

東京公演は明後日で千秋楽だが,11月から横浜公演が決定しているので,今から楽しみ!

・・・だってさ,我ながら節操ないね

(じゃあ,「ライオンキング」も観てみようかな)


~次回の観劇記は,You Can’t Stop The Beat!
再来日公演の「ヘアスプレー」~


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「ジーザス・クライスト=スーパースター(ジャポネスクヴァージョン)」(新名古屋ミュージカル劇場4月18日)


「マンマ・ミーア!」(同じく名古屋公演)は2回とも新幹線だったが,今回,ETCの休日割引という例の「千円で走り放題」を利用して車で行ってきた
(実際には,首都高速分とかで片道3千円ちょっとかかったが,それでも安い!)
ただ,事故だの渋滞だので午後1時の開演に遅れたら大変なので,朝5時半に家を出た
(結果的には,午前11時前に名古屋に着き,ゆっくりと味噌煮込みうどんを食す余裕ぶり)

さてと,本題

この作品の歴史は古い
初演は1973年,中野サンプラザのこけら落とし公演だったというのだから驚く
ちなみに,英語のオリジナル版は,最初は舞台ではなくレコードだったというからなお驚く

観劇にあたって,ジーザス・クライスト(イエス・キリスト)の生涯について,ほんのちょっとの予備知識があるといい
と言っても,たいしたことはない
「大工の子がエルサレムに行って,弟子に裏切られて,十字架にかけられる」ぐらいで十分(かな?)
(これって,ネタバレじゃないよね)

さて,本作は「ロック・オペラ」と言われている
「ロック・オペラ」って何?

そして,本作は時代は紀元1世紀,舞台はパレスチナであるにもかかわらず,出演者全員が歌舞伎風の扮装である
「ジャポネスクヴァージョン」って何?

そして,このジャポネスクヴァージョンの舞台装置は,5台の大八車である
「大八車が舞台装置」?

全ての答えは舞台の上にある
そして,観た者は圧倒されるだろう
(人によっては「ぽかーん?」とするかもしれないので,事前に映画(2000年版の方)で予習しておくといいかも)

なにしろ,ナンバーが良い
「最後の晩餐」から「ゲッセマネの園」あたりがしびれた
そしてクライマックスの「スーパースター」は言わずもがな

お奨めの1作
観るべし!

ちなみに,この「ジーザス・クライスト=スーパースター」には,エルサレムヴァージョンというものも存在する(6月より大阪で公演)

観に行こうかな
でも,ETC割引では無理だな,遠いもん

~次回の観劇記は,いよいよ千秋楽へカウントダウンの「キャッツ」~



「アンデルセン」(四季劇場「秋」4月10日)


子供の頃,好き嫌いが多くて,特に野菜が大嫌いだった
しかし今は,好き嫌いもなくなり,肉よりも野菜の方が好きなくらい

「食わず嫌いはよくない!」

というわけで,観てみましたよ「アンデルセン」

童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの若き日の物語(童話ではない)

「ダンス,特に,バレェをじっくり観てね」という作品なのだろう
ストーリーに起伏はない
ナンバーにインパクトもないし,聞き覚えのあるお馴染みのメロディもない

しかし,劇中劇は見事!

肉っ気のないポトフのようなミュージカル
優しい味付けなので,濃い味好みの人には物足りないかも

「肉ばかりじゃなく,野菜もね」

~次回の観劇記は,血のしたたる肉料理(?)
インパクト満点の「ジーザス・クライスト=スーパースター(ジャポネスクヴァージョン)」~
~ 注 今回のブログの内容に明らかな誤りが含まれております。~

「蝉しぐれ」(2005年)


夏,真っ盛り!
蝉がうるさい

というわけでこの作品,原作は藤沢周平の最高傑作である(独断!)

では映画はというと,原作の壮大な世界観を描ききれずに消化不良に終わってしまった感がぬぐえない
簡単に言えば,2時間という映画の枠に収めるために,原作に描かれている数々の重要な事件や登場人物,人間関係がぶった切られているのである
この点で,NHKの連続ドラマ「蝉しぐれ」(主演:内野聖陽)に軍配が上がる

そこへいくと,「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」といった同じ藤沢周平作品を映画化した山田洋次監督は巧者である
長編の原作を削るのではなく,いくつかの短編を足すことによって映画としての完成度を高める
すなわち,引き算ではなく,足し算的発想
さすがは山田洋次

ではこの映画の良いところはというと?

ずばり,木村佳乃である!
綺麗!

というわけで結論
「ふく」(登場人物)が木村佳乃だと思って,原作を読むべし
くどいようだが,原作は傑作である(断言!)

「サンキュー・スモーキング」(2006年)


4月1日からJR東日本の首都圏の駅のホームが全面禁煙になったという
というわけでこの映画,タバコ業界のロビイストである主人公が,嫌煙家を論破していく時代に逆行した意欲作


圧倒的に不利な立場で議論をしなければならない場合,どうするか

こちらのわずかな利点を大々的に主張する
相手の欠点を徹底的に追及する
相手の矛盾点をつく
揚げ足を取る
論点をすりかえる
泣く
わめく
殴る(注 犯罪!)
エトセトラ・・


この作品を純粋に娯楽作品として楽しめなかったのは,仕事柄か?

主人公の息子が「父の仕事について行く」と母親に訴えるシーンが傑作

公式ホームページに「その男,話術で世間を煙に巻く」とあるが,ナイス・コピー!
娯楽作品なので嫌煙家の方も目くじらたてずにご覧あれ
愛煙家の方は,一服しながらどうぞ



追伸(以下,ネタバレあり)

主人公がタバコ販売促進のためにハリウッドへ映画の中にタバコを吸うシーンを入れてくれと頼みに行く場面があるが,この映画自体にタバコを吸うシーンがない
小粋な演出だね



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