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「アイーダ」(四季劇場「秋」)


2年前の8月にこのブログで
「ご縁がなかったということで」
と,酷評したこの作品

劇場を新橋から浜松町に変えて東京アンコール公演中ということで
「立て続けの刑事弁護事件で気持ちがささくれ立っていたので,気分転換に」
と再チャレンジしてみた

舞台は古代エジプト
エジプト軍の隊長ラダメスは,許嫁である王女アムネリスに捕虜のアイーダを下女として差し出すが,実は彼女は敵国の姫だった
強烈な個性のアイーダにラダメスは惹かれていき,二人は禁断の愛に落ちていく
そこで,JR東日本の電車内の広告「すべては愛だ」ということになる
(前回のブログとまったく同じ紹介)

初見の印象でハードルを下げていたせいか,2度目の今回は,意外にも楽しめた

今回のラダメス役は阿久津陽一郎氏だったので,前回の渡辺正氏よりも安定していて良かったせいもあるかもしれない
(渡辺さんとそのファンの方,ごめん)
ただ,アイーダ役の秋夢子氏は,歌の時はあまり気にならなかったが,台詞回しに多少難あり
(「エビータ」の時に気にならなかったのは,全編歌だったからか)

アムネリス役の大和貴恵氏は長身のスレンダー美人で,終盤の王女の風格はかなり良かった

ともあれ,ささくれ立った気持ちは収まったので,感謝

「すべては愛だ」

刑事弁護は愛か?
それは違うな
じゃあ何だ?
と聞かれると答えに窮するけど

まずい,またささくれ立ってきそう・・・



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「ファミリー・ツリー」(公開中)


先日,東京スカイツリーが開業した

というわけでこの映画,スカイツリーに遊びに来た家族の物語(大うそ)

ハワイに住んでいる弁護士のマットは,先祖から受け継いだ広大な土地の処分に悩んでいた
そんなある日,妻がボートの事故で意識不明の重体に陥る
妻に任せきりだった10歳の次女は情緒不安定になり
私立学校の寮で暮らしていた長女は母親が浮気をしていたことを父に告げる

順風満帆だと思っていた人生が一転したマットの哀しくもおかしい顛末記

主人公マットのもがき苦しむ姿を,ジョージクルーニーが見事に演じている
長女役のシャイリーンウッドリーは,近い将来大ブレークするかもしれない予感

笑いと涙をハワイアンミュージックでやわらかく包み込んだ佳作である

お勧め!

「ダーク・シャドウ」のティムバートン監督へ
「家族のきずな」の映画というのは,こういうのだと思うんだけど・・・
(前々回の蒸し返し)





「トータル・リコール」(1990年)


映画館でリメイク版の予告を観てびっくり
今年,コリンファレル主演で公開されるらしい

というわけでこの作品は22年前のシュワルツェネッガー主演の方

肉体労働者のクエイドは,意味不明の火星の夢を見る
クエイドは火星へ行くことを妻に提案するが,断られる
ある日,夢を売る「リコール社」の宣伝を見たクエイドは,
「火星でのスパイ活動」という夢を購入するが・・・

どこまでが夢なのか,どこからが夢なのか

近未来SF映画としては,一級の娯楽作品といえる

シュワルツェネッガーはこの近未来SF映画に数多く主演しているが,
トップクラスの出来だ

妻役のシャロンストーンが怪しくて良い
(彼女は、どの作品でも怪しいのだけれど)

本作監督のポールバーホーベンもかなりクセのある映画を撮る人だが
この作品は,文句なしに面白い

おすすめである

と,ここまでべた褒めしておいて
今年公開するというリメイク版は一体どうなんだろうかと
期待半分,不安半分というところ

いや不安の方が大きいかな




「ダーク・シャドウ」(公開中)


個人的に,なかなかその世界観を理解することができない映画監督

テリーギリアム,ウディアレン,そして,ティムバートン

というわけでこの映画,そのティムバートン監督の最新作である

200年の時を超えて蘇ったヴァンパイアが,没落した子孫の再興を目指すという内容

ティムバートン監督によると,「家族のきずな」がテーマだという
しかし,ヴァンパイアの素行の悪さが際立ってしまい,
「家族のきずなって言われてもなぁ」
という後味の悪さ・不快感がぬぐえない
コミカルなシーンもあるのだが,コメディに徹しているというわけでもなく,素直に笑えない

やはりティムバートン監督の独特の世界観を理解することは,今回もできなかった

それでもジョニーデップとコンビを組んで
「チャーリーとチョコレート工場」や「アリス・イン・ワンダーランド」など
次々と繰り出してくるのだから,人気は高いのだろう
しかし,個人的にはやっぱりその良さが理解できなかった

難敵なり,ティムバートン

かなり前の作品だが,「バットマン」は楽しめたんだけどなぁ・・・

ところで,そのバットマンシリーズの今年公開予定の最新作
「ダークナイト・ライジング」
も同じく「ダーク」らしいが
楽しめるか,ちょっと不安
ティムバートン作品ではないけれど



「アーティスト」(公開中)


映画館でモノクロ・サイレント映画を観たのは名画座で観た「街の灯」以来だ

というわけでこの作品,今年のアカデミー作品賞を受賞したモノクロ・サイレント映画
(但し,完全なモノクロ・サイレントではない)

舞台はサイレント映画全盛の1920年代後半
サイレント映画の大スターだったジョージは,サイレントからトーキーに移行する時代の変化を受け容れることができず,次第に人々から忘れられていく
一方,ジャンにあこがれて映画界に入ったペピーは時代の流れに乗って一躍大スターになる
荒んでいくジョージ,ジョージを助けたいペピー
行き着く果ては?

ストーリーは非常にシンプル

この作品を支えているのは,やはりジョージを演じるジャンデュダルジャンだろう
雰囲気が良い

それと,アギーというワン公も良い

同じ題材を扱った映画で有名なのは「雨に唄えば」だが
陽の「雨に唄えば」,陰の本作という感じか

サイレントなのにトリッキーなシーンがあり,ぜひ映画館で体験して欲しい

観るならぜひ映画館で

なんとなく,久しぶりにジーンケリーのどや顔が観たくなった



 



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