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「魔法にかけられて」(2007年)


以前紹介した「ナイトミュージアム2」でヒロイン役を演じていたエイミーアダムス
この作品は,彼女が主役のファンタジー映画


絵本の中のお姫様が,悪い王女の罠にかかり,現実の世界に落とされてしまう

絵本の世界しか知らない彼女の天真爛漫ぶりに,公私ともに振り回される弁護士
(同業者として,「本当にこうなればハッピーだけどねぇ」というシーンあり)


ディズニーの自虐ネタ満載!
現実世界でのお掃除シーンは悪趣味パワーフルスロットル!
そして,絵本の中の王子様は,現実の世界では完全な「おバカ」キャラ


結末はいかにもディズニーらしく「めでたし,めでたし」となるが
どこまで本気で作ったのか悩ましい,ディズニー映画の異色作である

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「クヒオ大佐」(公開中)


ザ・堺雅人ショーである

自称「アメリカ空軍パイロット,ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐」という結婚詐欺師の物語

どこから見てもバリバリの日本人,クヒオ大佐にどうして女性たちはだまされたのか?

それは,クヒオ大佐の殺し文句が秀逸だから?
それは,クヒオ大佐がお茶目だから?
それは,クヒオ大佐がお馬鹿だから?

クヒオ大佐を演じる堺雅人氏が,途中でウッチャンナンチャンの内村光良氏に見えてくるので,要注意!

そこそこ楽しめるコメディではある

ところで,内野聖陽の役どころが中途半端だ
二部構成も不発な感じ
ならば,第三部に気の利いたエピローグを作るとかすれば良かったのに・・
(難しそうだけど)

惜しい
 

「コーラスライン」(自由劇場10月22日)


今年の8月に,ブロードウェイ版「コーラスライン」をオーチャードホールで観た
(今年8月28日の本ブログ参照)
そして今回,劇団四季版である

まず,前から4列目の正面の席だったので,ど迫力!
ずらり17人のダンサーが横一列に並ぶのだが,視界に全員がはいらない
どうだろうか,やはりこの作品を観るのなら,もう少し後ろ方の席が良かったかもしれない
とはいえ,ど迫力!である


次に,シーラ役の増本藍氏である
ダンス10,ルックス10である
コニー役の青山弥生氏と並ぶと,1年前の「マンマ・ミーア!」のまさにドナ&ザ・ダイナモス(withoutドナだけど)を思い出す

そして,ザック役の加藤敬二氏
劇団四季ビギナーなので加
藤氏のダンスは初めて見たが
なるほど!


しかし,この作品
本当のオーディションをやっているみたいで,観ているこっちも緊張してしまい
休憩なしの2時間25分はきつい


観るからには万全の体調で望むべし
それだけの価値あり!


緊張から解放されたラストシーン「ワン!」のきらびやかな世界を存分に楽しもう!
そして,晩酌はキリン一番搾りで決まり
(って,またこのオチか)

~次回の観劇記は,横浜の新しい劇場で2度目の「キャッツ」(しかも今回はジェリクルシートで!の巻き)~


追伸
前回の覚え書きでご紹介した森重久彌氏が亡くなられました
ご冥福をお祈りします

 

「風が強く吹いている」(公開中)


およそあり得ない,でも,あったらすごい
そんなエンターテイメント

格安家賃の木造アパート「竹青荘」に10人目の住人がやってきた
一人をのぞいて,他の住人はある事実を知らなかった
そこが無名の弱小陸上部の錬成所だということを
そして,その住人10人(原作通りのネタ)で
正月の「箱根駅伝」出場を目指すことになる!

いやぁ,荒唐無稽
しかし,おもしろい!

主役の二人が良い
一風変わったキャブテンシーを持つ「清瀬灰二」役の小出恵介氏がうまい
そして,「蔵原走」役の林遣都氏の走るフォームが美しい

映画は,クライマックスに原作とは違うサプライズがあるが大丈夫
(そのせいでストーリー的には無理が生じたが,映画だから仕方ない)

この映画のおかげで,来年の箱根駅伝の視聴率アップは間違いなし

そして,観たあと,必ず走り出したくなる

爽やかな青春映画が,また一つ誕生した

お勧め!

「屋根の上のヴァイオリン弾き」(日生劇場10月24日「昼の部」)


実に,5回目の観劇である

1回目は,森繁久彌氏のテヴィエ(主役)だった
もう20年以上も前のことである
森繁版は,まさに「森繁節,全開!」
同氏の圧倒的な存在感
そして,増田喜頓氏,安田信氏,上条恒彦氏など名だたる名バイプレイヤーが脇を固め,まるで豪華客船のような贅沢な舞台だった

2,3回目は,西田敏行氏のテヴィエ
観客が抱いている「テヴィエ=森繁」という出来上がったイメージの払拭という厳しい状況のなかで
(「ジェームズ・ボンド=ショーン・コネリー」という状況に似ていたかも)
「西田テヴィエはここが違う」という独自色を出そうという意気込みが感じられた
西田版は,頑固さを抑えた優しいテヴィエ像を描こうとしていたようである

そして,市村正親氏の登場である

前回初めて市村版を観たとき,まず視覚的な変化に驚いた
舞台の奥に「坂道」が設けられたのだ
この「坂道」は,まるで歌舞伎の「花道」のようである
この「坂道」のおかげで舞台が立体的になり,表現方法が豊かになり,役者の登場・退場が栄え,また,ヴァイオリン弾き役の絶好の居場所となった
そしてなんと,この「坂道」の下にオーケストラ・ビットが隠されているのだ
素晴らしい!
(「これで,最前列の客席にもお客を入れられる」という営業的なメリットも見過ごせない!)

市村版は,なんといっても楽しい

オープニングの「伝統(しきたり)」のシーンから,市村ワールドに引き込まれる
遅れてきて席につこうとする客をいじったりするのだが,これが軽妙!
この作品は,後半急速に悲劇色が強まるのだが,市村版は必要以上に湿っぽくならない
現代の気質に合わせているのかもしれない

今回は,前回にもまして楽しかった

仕立屋のモーテル役の植本潤氏が好演
この役は,前半は弾けた演技,後半は落ち着いた演技が要求される重要な役だが,非常に良かった

次女のホーデル役の笹本玲奈氏も良い

テヴィエの妻のゴールデ役の鳳蘭氏のど派手な演技はご愛嬌

市村氏はいろいろコチョコチョやっているので,是非,前の方の席で観るのがお勧め
ちなみに今回は,1階H列の5,6番という「神様サイド」のちょうど良い席だった
(「神様サイド」とは,劇中,テヴィエが神様に話しかける下手側の席のこと・・・と,勝手に言っているだけで一般的な呼び名ではないので注意)

今度はいつになるか,誰がやるのかわからないけれど,今から次回公演が楽しみな大のお気に入りの作品である


追伸

と言いつつ待ちきれず,一昨日の28日に,もう一回観に行ってしまいましたとさ
加藤茶氏じゃないけれど,「あんたも好きねぇー」(古っ!)


~次回の観劇記は,ど迫力の劇団四季版「コーラスライン」~






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