since2008.11.6
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「黄金のアデーレ 名画の帰還」(公開中)
今年最後の金シネは,見応えのある作品のご紹介で締めくくろう
アメリカ在住のマリアは,孫ほども年の離れた新米弁護士のランディに,クリムトの名画「黄金のアデーレ」をオーストリア政府から取り戻して欲しいと依頼する 現在は「オーストリアのモナリザ」とまで呼ばれているこの「黄金のアデーレ」は,第二次大戦中にマリアの家からナチスに略奪されたものだという
マリアは,両親を置いて祖国オーストリアを逃げ出したという辛く悲しい過去を持っていた
幸せだったころの家族の思い出の象徴であるこの絵画を取り戻そうとするマリアとランディの前に,法の壁,国家の壁が立ちふさがる
そしてマリアが本当に取り戻したかったものとは・・・
マリアを演じるヘレンミレンに圧倒される (本当にこの人はお馬鹿映画「RED」に出ていた人と同じ人なのか?)
ストーリーは実話に基づいており,マリアとランディが悪戦苦闘しながらも目標に近づいていく過程は小気味よい ただ本作の素晴らしいのは,マリアの過去がフラッシュバックのように挿入されていて単純な絵画取り戻しの話にとどまっていないところである
2時間弱の作品だが見応え十分の佳作である
おすすめ! さて,来年も素敵な映画に出会えますように! 皆様,良いお年を!
PR 「ガントレット」(1977年)
本日最新作が公開されるスターウォーズの第1作(エピソード4)が公開されたのは1977年
というわけで,今回は同じ1977年公開のクリントイーストウッド監督・主演の刑事映画 さえない刑事ショックリーは,証人護送の任務を受ける ラスベガスから飛行機でフェニックスに戻ってくるだけの簡単な任務と考えていたショックリーだったが,証人マリーは「自分は命を狙われている,あんたも殺される,無事にフェニックスに着くことはできない」と言ってフェニックス行きを拒絶する
マリーの忠告を無視してショックリーは護送を開始するが・・・
思うに,既に「ダーティーハリー」シリーズで人気者になっていたイーストウッドが同じ刑事映画である本作を作ったのは,気分転換のためか?または別のタイプの刑事を演じたかったからか? しかし,本作ショックリーもハリーキャラハンにしか見えない
「ガントレット」ではなくて「ダーティハリー4」でも良かったのではないか?
というような感じである
(実際の「ダーティハリー4」はこの6年後に作られている)
ストーリーはシンプルで,バスジャックされた乗客が不自然なくらい協力的だったり,警官が棒立ちという不思議なラストシーンなど突っ込みどころ満載だが 観始めると最後まで観てしまう不思議な映画
年末年始にほろ酔い気分で観るにはちょうど良い作品である ところで,1977年公開の「スターウォーズ」も,お姫様を助けて敵をやっつけるというシンプルなストーリーだったなぁ さてさて最新作はどんな具合かな?
「007スペクター」(本日公開)
今年はスパイ映画の当たり年
ピアースブロスナンの「スパイ・レジェンド」
トムクルーズの「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」
コリンファースの「キングスマン」
そして前回ご紹介した「コードネームU.N.C.L.E.」
というわけで,いよいよ真打ち,007シリーズの最新作である 前作「スカイフォール」で死亡したM(前任者)は,ボンドにビデオメッセージを残していた 現在のMの制止を無視し,前任者の指示に従ってボンドはローマに向かい,そこで悪の組織スペクターの存在をつきとめる
そしてその首領の正体は・・・
6代目ボンドのダニエルクレイグ最終作という噂である 暗いイメージが強かったクレイグ・ボンドだったが,本作は多少改善されている
しかし,ストーリーが今ひとつである アクションシーンも冗長気味
悪の組織「スペクター」も迫力不足の感が否めない
(辛口意見なのはこのシリーズが好きだからなので,お許しあれ)
ところで,本作で秀逸なのは,ボンドガールのレアセドゥである とても良い!
列車内でドレスで現れるシーンは,思わず息をのむ美しさ
とても良い!(2度目)
彼女の次回作が楽しみだ ごめん,クレイグ 君の次回作はそれほど・・・
前回の予想通り,結局「コードネームU.N.C.L.E.」の勝ちかな? ごめん,クレイグ(2度目) 「コードネームU.N.C.L.E.」(公開中)
いよいよ来月は007シリーズの最新作が封切りになる
というわけで,一足お先に公開になった同じスパイ映画のご紹介
舞台は1960年代前半の冷戦時代 CIAの雇われスパイのソロとKGB工作員のイリヤは敵同士
しかし,核爆弾製造に関する技術漏洩を防ぐという,両国の利益が一致したミッションに共同で挑むことになる
性格のまったく違う二人は,反発しながらも,任務を遂行していくうちに次第にお互いを認め合うようになり,ミッションは成功するかに見えたが・・・
当初はトムクルーズにオファーがあったそうだが,結果的には彼でなくて正解である (トムクルーズは,イーサンハント(「ミッション・インポッシブル」シリーズ)のイメージがついているからね)
初期の007シリーズのような,古き良きスパイ映画の雰囲気を堪能できる ソロ役のヘンリーカビルが気障(キザ)がさまになっていて,良い イリヤ役のアーミーハマーも融通が利かない感じが上手く出ていて,良い
時代設定が1960年代というのがこの映画のミソで スパイ映画は,この時代がしっくりする
実はこの作品,1960年代のテレビシリーズ「0011ナポレオンソロ」の映画化なのだが,興行成績によっては映画もシリーズ化しそうな予感
続編が出来たら,必ず観に行くなり
お勧めである さて,来月封切りのスパイ映画の王道「007/スペクター」だが 最近の007シリーズは娯楽性が少なくなって,主演のダニエルクレイグも悪くはないけど少し堅すぎてね
結果的に,こちらの「コードネームU.N.C.L.E.」のほうが面白かったということになるかも・・・
「キングスマン」(公開中)
先月,「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を取り上げた
というわけで,前回に続き今回もスパイ映画(但し,取扱い注意!)のご紹介
どこの国にも属さない独立スパイ組織「キングスマン」 そのメンバーが職務遂行中に殺された
「キングスマン」のエージェントであるハリーは,殺害された同僚が追っていた科学者失踪事件を引き継ぎ調査を開始する
一方,欠員が生じた「キングスマン」では,新人エージェントの選抜試験が始まり,ハリーが推薦した候補生のエグジーは最終選考まで進む
そして,前代未聞の人類殺戮計画が明らかになったとき,ハリーは・・・
スパイ映画の代表である007シリーズに敬意を表しつつもコケにし,これまでのスパイ映画の常識を覆す問題作である どこからみても完璧な英国紳士というハリー役をコリンファースが演じているのだが,彼が今まで見せたことがない衝撃の姿が映画の終盤で披露される そして,イギリス第二の国歌といわれる「威風堂々」の曲が流れるシーンは
「これは果たしてエンターテイメントなのか?それとも単なる悪趣味なのか?」
という疑問を観客に強く抱かせる
好きか嫌いかがはっきりと別れる作品である (ちなみに自分は前者だが,多数派は後者のような気がする)
モンティパイソンが好きな人は楽しめるかもしれないが
決して万人受けする映画ではないので,おすすめはしない
「007」や「ミッション:インポッシブル」のようなスパイ映画だと思って観に行くと必ず後悔することになるのでご用心! 決して初デートで観に行ってはいけない,取扱い注意の問題作である |
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