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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「晴れ,ときどき殺人」(1984年)
晴れていたのに突然雨が降り出す天候不順なこの季節
というわけでこの作品,赤川次郎原作の同名小説を映画化したもの 女子大生の加奈子は,母が目撃したある殺人事件の犯人捜しに巻き込まれてしまう そして彼女の住む屋敷でも殺人事件が発生し・・・
いわゆる角川三人娘の一人である渡辺典子の主演作 (ちなみにほかの2人は薬師丸ひろ子と原田知世)
一番地味な印象の彼女だが,3人の中では一番美人だし個人的にはお気に入り(だった)
内容はコメディタッチの推理もので,バブル前夜の軽薄な世相を見事に反映した作品である 30年前の太川陽介や伊武雅刀が恥ずかしいくらいに若い
当時中高生だった諸氏へ,どっぷりと郷愁に浸りたくなったらご覧あれ ところで,渡辺典子が歌うこの作品の主題歌「晴れ,ときどき殺人(キルミー)」は作詞:阿木燿子,作曲:宇崎竜童のゴールデンコンビによるもので,名曲である 歌唱力に多少難ありなのだが・・・ PR 「シェフ~三つ星フードトラック始めました~」(公開中)
4月,新入社員は必ず誰でも失敗だらけ
というわけでこの作品,たとえ失敗してもやり直せば良いことあるよという映画 一流レストランのシェフのカールは,批評家が来店する日のメニューを新しい料理に変更しようとしていた しかしレストランのオーナーに反対され,いつもの定番メニューを提供したため批評家から辛辣な評価を受ける
カールは,レストランのオーナーと衝突してクビになり,批評家に悪態をついている姿をネットでさらされて再就職先も見つからない
意気消沈のカールだったが,レストランのシェフになるのではなく,屋台(フードトラック)で自分の好きなキューバサンドイッチを売ろうと決意する
そして・・・
予定調和のストーリー展開だが,決して見ていて不快にはならない 映画を見て「こんな旅がしてみたいなぁ」と思ったのは
「男はつらいよ」シリーズ以来かな
監督・主演は,「アイアンマン」シリーズの監督のジョンファヴロー 役者でもある彼の多才ぶりが際だっている
レストランのオーナー役にダスティンホフマン
他にスカーレットヨハンソンやロバートダウニーJrなど豪華な脇役陣が華を添える
空腹時には絶対に観てはいけないので要注意 そして観終わったあと,ホットサンドが食べたくなること必至である
おすすめ! ところで,新入社員の皆さんへ いくらやり直しがきくとはいえ,多少の我慢は必要だからね
あっさり辞めたりしたら大変だからね(経験談)
「刑事コロンボ 溶ける糸」
先日レナードニモイ氏が亡くなった
というわけで,今回は同氏が出演した刑事コロンボのご紹介 野心家の外科医メイフィールドは,共同研究者のハイデマン博士の慎重な姿勢に異を唱え,いっそ博士を亡き者にしようと企てる そして,発作を起したハイデマン博士の心臓手術を執刀したメイフィールドはある仕掛けをほどこす
そしてその策謀に気付いた看護師のシャロンはメイフィールドに殺されてしまう
冷徹な殺人者に挑むコロンボだったが,今回ばかりは敗北を認めてメイフィールドにシャッポを脱ぐが・・・
常に冷静なメイフィールド役をレナードニモイ氏が好演しているのだが,感情を出さない役はお手のものだ なぜなら彼はヴァルカン人だから(スタートレックのミスタースポックの項を参照のこと)
コロンボが珍しく犯人に激高するシーンは秀逸である! そして鮮やかなラストシーンは,「二枚のドガの絵」と双璧をなすシリーズ屈指の出来栄えだ おすすめである ところで群馬大学病院の騒動はどうなったっけ? 「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」(公開中)
いよいよ今年もアカデミー賞授賞式の季節がやってきた
というわけで,アカデミー賞とは無縁と思われるこの作品 美術商(インチキらしい)のモルデカイの目下の関心事は,破綻寸前の自分の財政状況ではなく,最近生やし始めたチョビ髭 そんな彼に,国際的なテロリストも絡む名画捜査の依頼が舞い込む
果たして事件の行方は・・・
モルデカイ演じるジョニーデップのキャラクター作りがすべてのようなこの作品だが 悲しいかな,空回りの感が否めない
人によっては鼻に付くと感じるかも
グゥイネスパルトローもユアンマクレガーも霞んでいくジョニーデップの独壇場
好きな人にはたまらないが,そうでない人は見向きもしない(毛嫌いするかもしれない) かなりくせのあるブルーチーズのようなそんな映画
覚悟してご賞味あれ ところで,アカデミー賞授賞式の前日に行なわれるのが「最低」の映画を選ぶゴールデンラズベリー賞(通称「ラジー賞」)の発表 今年は「トランスフォーマーロスト・エイジ」が最多ノミネートとのこと
この「チャーリー・モルデカイ」は来年のラジー賞を総嘗めか? 「ジャッジ 裁かれる判事」(公開中)
つい最近,横綱が勝負審判のジャッジを批判したことが話題になった
というわけでこの映画,同じジャッジでも法曹界の方のお話 シカゴ在住の豪腕弁護士のヘンリーは,母の葬儀のため実家のあるインディアナ州に向かう そこには,野球選手になる夢を絶たれた兄や発達障害のある弟,そして地元の判事を42年間務めていて長年ヘンリーとは絶縁状態の父ジョセフが暮らしていた
地元の居心地の悪さから母の葬儀を終えてそそくさとシカゴに帰ろうと飛行機に搭乗したヘンリーの携帯電話に,父ジョセフが警察に連行されたとの知らせが届く
父ジョセフが昨晩運転していた車に血痕とキズがついており,その血痕が車にひかれて死んだ男のものと一致したのだ
しかもその被害者は,かつて父が温情判決を下した後に殺人罪を犯した男だった
人を轢いた記憶はないと主張する父
現役判事に第1級殺人の嫌疑がかかる
果たして事件の真相は・・・
典型的な法廷劇ではなく,むしろ家族の物語である ヘンリー役のロバートダウニーJrがうまい 父ジョセフ役のロバートデュバルは,かつて映画「ゴッドファーザー」でファミリーのコンシリオーリ(相談役)のトムヘイゲン役で社会の裏側で暗躍する弁護士を演じていたが,今回はまったく逆の厳格な判事役を好演している
劇中,父と子が「今までで最高の弁護士は誰だったか」という会話を交わすシーンは必見である 派手な展開はないが,久しぶりに映画らしい映画,大人の映画という感じだ おすすめである! ところで先ほどの「最高の弁護士」の会話だが ロバートデュバル自身は「トムヘイゲンさ」
と思っているとか,いないとか
あれ?急に「ゴッドファーザー」が観たくなった |
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