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「グラン・トリノ」(2008年)(公開中)


この映画のタイトル「グラン・トリノ」はフォード社の車の名前
そして,この車の持ち主で妻に先立たれた元自動車工の老人役に
クリントイーストウッド(主演・監督)

ストーリーに目新しさはないが,さすがはイーストウッド
映画の作り方がうまい

以下,ネタバレあり

コミカルな前半とシリアスな後半
主人公のラストの決断には賛否両論ありそうだが,考えてみればあのラストしかあり得ない
今回の彼は,ハリーキャラハン(「ダーティハリー」)でも荒野の用心棒でもないのだから・・

主人公と懺悔をすすめる神父とのからみがおもしろい
故山田康雄氏の「泣けるぜ」という吹き替えが聞こえてきそう

この映画,年配の客にうけるのは理解できる
若い人にはどうだろう
イーストウッドを知らない人でも楽しめるのかな?
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~ 注 今回のブログの内容に明らかな誤りが含まれております。~

「蝉しぐれ」(2005年)


夏,真っ盛り!
蝉がうるさい

というわけでこの作品,原作は藤沢周平の最高傑作である(独断!)

では映画はというと,原作の壮大な世界観を描ききれずに消化不良に終わってしまった感がぬぐえない
簡単に言えば,2時間という映画の枠に収めるために,原作に描かれている数々の重要な事件や登場人物,人間関係がぶった切られているのである
この点で,NHKの連続ドラマ「蝉しぐれ」(主演:内野聖陽)に軍配が上がる

そこへいくと,「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」といった同じ藤沢周平作品を映画化した山田洋次監督は巧者である
長編の原作を削るのではなく,いくつかの短編を足すことによって映画としての完成度を高める
すなわち,引き算ではなく,足し算的発想
さすがは山田洋次

ではこの映画の良いところはというと?

ずばり,木村佳乃である!
綺麗!

というわけで結論
「ふく」(登場人物)が木村佳乃だと思って,原作を読むべし
くどいようだが,原作は傑作である(断言!)

「サンキュー・スモーキング」(2006年)


4月1日からJR東日本の首都圏の駅のホームが全面禁煙になったという
というわけでこの映画,タバコ業界のロビイストである主人公が,嫌煙家を論破していく時代に逆行した意欲作


圧倒的に不利な立場で議論をしなければならない場合,どうするか

こちらのわずかな利点を大々的に主張する
相手の欠点を徹底的に追及する
相手の矛盾点をつく
揚げ足を取る
論点をすりかえる
泣く
わめく
殴る(注 犯罪!)
エトセトラ・・


この作品を純粋に娯楽作品として楽しめなかったのは,仕事柄か?

主人公の息子が「父の仕事について行く」と母親に訴えるシーンが傑作

公式ホームページに「その男,話術で世間を煙に巻く」とあるが,ナイス・コピー!
娯楽作品なので嫌煙家の方も目くじらたてずにご覧あれ
愛煙家の方は,一服しながらどうぞ



追伸(以下,ネタバレあり)

主人公がタバコ販売促進のためにハリウッドへ映画の中にタバコを吸うシーンを入れてくれと頼みに行く場面があるが,この映画自体にタバコを吸うシーンがない
小粋な演出だね

「プロヴァンスの贈りもの」(2006年)


機内で映画を観ていると「気流の関係で機体が揺れます」とかなんとか言って突然映像が途切れて,そのまま再開せずに着陸してしまうことがある

というわけでこの映画,2年前に機内で途中までしか観ることができず,結末(オチ)が気になったのでピーターメイル著の原作を買って読んで済ませていたところ,先日,レンタル店で偶然見つけて,ようやく最後まで観ることができた作品である

そこでまず,映画のオチは,原作とは違うので注意

主演はラッセルクロウ,監督はリドリースコットというアカデミー賞「グラディエーター」コンビ
リドリースコットと言えば,「エイリアン」「ブレードランナー」「ブラックレイン」といったいわゆる「バイオレンス」的な作品で有名
しかし本作品は,「こういう映画も撮れるんだよ」というような「スローライフって良いよねぇ」的な内容で,「本当にリドリースコットの映画なの?」という感じ

突然現れる相続人(?)役のアビーコーニッシュがキュートで良い

何しろ南フランスの風景が綺麗

内容は好き嫌いがあるかもしれないが,「フィールド・オブ・ドリームス」(1989年)が好きな人は楽しめるだろう


ところで,来月公開予定の「某国の贈りもの」(人工衛星?)が厄介なことにならなければいいけど・・・

「雨に唄えば」(1952年)

今週は雨がちで風邪ひいた

というわけでこの映画,ジーンケリーがどしゃ降りの雨の中で唄って踊るシーンがあまりにも有名(実際にやったら風邪ひくね,きっと)

ジーンケリーとドナルドオコナーの二人のタップは圧巻!
「鼻につく」を通り越したジーンケリーの自信満々の笑顔に脱帽

ドナルドオコナーのコミカルな演技が良い
まさに「Make 'Em Laugh」

ゴージャス,華やか,楽しい

唄って踊れる本物のスター達がここにいる
使い古されたフレーズだけれど,ミュージカル映画の傑作

別に今のバラエティ番組がどうのこうのとは言わないが,
たまには本物の「芸人」を観ても損はない

では,風邪薬飲んで寝ます
(前回の「都々逸倶楽部」の祟りかな?)



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