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「サロゲート」(公開中)


近未来が舞台になると,「その頃にはこういう社会になっています」という設定を前提にストーリーが展開するパターンが多い
その前提がどれだけ奇天烈でも「とりあえずそういう設定だからよろしく」ということで,観客もそこはあえて突っ込まないでその設定を受け容れて観る
いわゆる「お約束」である


さてこの作品,人間は自宅から「サロゲート」という機械の体に脳波を送り,生身の体ではなくその「サロゲート」を通して生活するようになっている,という設定
(「星新一」のショートショートに似たような話があったような,なかったような)
社会生活で事故にあっても「サロゲート」が壊れるだけで,家にいる人間は傷つかない
「サロゲート」が壊れたら修理をするか,買い替える
ところが,「サロゲート」が破壊されるだけでなくそれをコントロールしていた人間も死亡するという事件が発生し,FBIが捜査に乗り出したところ・・・


FBI捜査官役にブルースウィリス
「サロゲート」を演じる際のブルースウィリスが,若作りをしていて気持ち悪いので必見
(そういう設定だから仕方がないのだが)
一方,生身の人間を演じる際のブルースウィリスは,予想通りの大活躍
そして結局「ダイ・ハード」か・・・。


結果的に楽しめれば,「お約束」に文句はつけない
その点で,「トータルリコール」や「マトリックス」は良く出来ていた
ではこの作品は?と言えば,
評価は分かれるだろう

さて,あなたの評価は?

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「ユー・ガット・メール」(1998年)


昔の雑誌には,「文通相手求む」みたいなコーナーがあった
そして,文通相手と会うべきか,会わないべきかは,ちょっとした話のネタだった


というわけでこの作品,当時は目新しい存在だった「メール」を小道具にしてはいるが,
設定自体はそれほど新しくはない


老舗の小さな絵本書店を経営するキャスリーンにはアドレスしか知らないメール相手がいて,好意を抱いている
ある日,彼女の店の近くに大型書店が開店しその商売敵の経営者に嫌悪感を抱くが,彼女の店は閉店に追い込まれていく
そんな中,キャスリーンはメール相手と会うことになるが・・・



キャスリーン役にメグライアン
そして商売敵のジョー役にトムハンクス
と来れば,結末はご想像のとおり



いわゆるお手軽なラブコメディである

でも,たまにはいいでしょ
だって今日はクリスマスだもの



「沈まぬ太陽」(公開中)


山崎豊子氏の原作もフィクションであり,この映画もフィクションである
しかし,御巣鷹山の航空機事故で520名の人間が亡くなったことは事実である

原作の「御巣鷹山篇」は,涙なくして読めないし
この映画の123便のシーンには,胸を締め付けられる

舞台は架空の航空会社「国民航空」
労働組合活動を理由とする懲罰人事を受け,主人公の恩地が10年間海外の僻地をたらい回しにされる「アフリカ篇」
未曾有の航空機事故が発生し,日本に戻り閑職にあった恩地が遺族係となる「御巣鷹山篇」
「国民航空」再建のため会長室のメンバーとなった恩地であったが,社内のみならず政官巻き込んだ腐敗の構造が大きく立ちはだかる「会長室篇」

映画は途中に10分のインターミッション(休憩)が入り,前半は「アフリカ篇」と「御巣鷹山篇」が交錯して進行し,後半は「会長室篇」が描かれる

全5冊の原作のボリュームからすれば,映画はもの足りないかもしれない
(それでも,このご時世に上映時間3時間半は日本映画界の意気を感じる!)
登場人物全員を描くことはとうてい無理だし,魑魅魍魎な世界は表現しきれていない

しかし,映画版にも独自の良さがあった
主人公と息子の牛丼屋のシーンは良かった

「自分の矜持が許さない」か?
「清濁あわせのむ」か?

それぞれの感じ方があり,それぞれの考え方がある
観応えのある1本といえよう

それにしても,日航の経営不振問題はタイミングが悪かった
お気の毒である


「魔法にかけられて」(2007年)


以前紹介した「ナイトミュージアム2」でヒロイン役を演じていたエイミーアダムス
この作品は,彼女が主役のファンタジー映画


絵本の中のお姫様が,悪い王女の罠にかかり,現実の世界に落とされてしまう

絵本の世界しか知らない彼女の天真爛漫ぶりに,公私ともに振り回される弁護士
(同業者として,「本当にこうなればハッピーだけどねぇ」というシーンあり)


ディズニーの自虐ネタ満載!
現実世界でのお掃除シーンは悪趣味パワーフルスロットル!
そして,絵本の中の王子様は,現実の世界では完全な「おバカ」キャラ


結末はいかにもディズニーらしく「めでたし,めでたし」となるが
どこまで本気で作ったのか悩ましい,ディズニー映画の異色作である


「クヒオ大佐」(公開中)


ザ・堺雅人ショーである

自称「アメリカ空軍パイロット,ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐」という結婚詐欺師の物語

どこから見てもバリバリの日本人,クヒオ大佐にどうして女性たちはだまされたのか?

それは,クヒオ大佐の殺し文句が秀逸だから?
それは,クヒオ大佐がお茶目だから?
それは,クヒオ大佐がお馬鹿だから?

クヒオ大佐を演じる堺雅人氏が,途中でウッチャンナンチャンの内村光良氏に見えてくるので,要注意!

そこそこ楽しめるコメディではある

ところで,内野聖陽の役どころが中途半端だ
二部構成も不発な感じ
ならば,第三部に気の利いたエピローグを作るとかすれば良かったのに・・
(難しそうだけど)

惜しい
 



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