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「エクスペンダブルズ」(公開中)


エクスペンダブルズとは,使い捨てとか消耗品という意味らしい
消耗品とは,「使った分だけ減っていく品物」とのこと(新明解国語辞典より)


さてこの映画,「俺たちは,消耗品だ!」ということなのだろう
多分に自虐的である
それとも,開き直りか?
はたまた,映画を観た人に対する言い訳か?


出演者が,
シルベスタースタローン
ジェイソンステイサム
ミッキーローク
ジェットリー
そして
ブルースウィリスにアーノルドシュワルツェネッガー
と来れば,誰も文句を言わない
観に行く人はそれなりの覚悟をしているからだ


ストーリーは,冒頭にドカーン!
そしてドカーン!
ラストもドカーン!
と,至ってシンプルな仕上がりとなっている


観るのならば,DVDではなく映画館だ
観るのならば・・・
観るのなら・・
観るの?


消耗品と言うなら,いっそのことDVD化しないのはどうか?
そういえば,かつて開封後一定時間経つと見ることができなくなる「使い捨てDVD」というのがあったが,時代に逆行していたからか,普及しなかった
本作品のDVD化もこの「使い捨てDVD」にすれば洒落が効いている
どちらも時代に逆行しているしね


スタローン,ごめん

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「ナイト&デイ」(公開中)


映画の企画書というものがどういうものかは知らないが,
おそらく「トムクルーズとキャメロンディアスの痛快アクション映画」くらいで企画が通ってしまったのではないか
というわけでこの作品,人気者二人の痛快アクション映画である


CIAに追われているロイ(トムクルーズ)に,空港で偶然出会ったジューン(キャメロンディアス)が一目惚れ
そして,トラブルに巻き込まれて・・・
あとはご想像のとおり


相変わらず爽やかなトムクルーズ
そしてキュート&セクシーのキャメロンディアス


派手で単調で何も残らない,でも楽しい
そんなわた菓子のような映画


お気に入りのシーンは
自白剤を飲まされたジューンが,ロイと脱出するシーンで思わず本音を漏らしてしまうところ(あまりの馬鹿馬鹿しさに爆笑)


脳天気に楽しむべし

~前回の訂正~
なお,先週の「スープ・オペラ」の時に本作品について
「おそらく味は濃そうだ」と書いたが,
濃いというよりも,大味の方が正解なり


「スープ・オペラ」(公開中)



最近,いわゆる「癒し系」の映画が増えているような気がする
やはり,それだけ日常生活に疲れている人が多いからだろうか


というわけでこの作品も,おそらくその「癒し系」に分類されると言っていいだろう

都会の一軒家に小さい頃から叔母と二人で暮らしてきた30代独身女性のルイ
大学の図書館に勤務し,月給は13万円
ある日,その叔母が「お嫁に行く」と言って突然,家を出て行く
ひとりぼっちになったルイだが,そこへ初老の画描きトニーと編集者見習いの康介という二人の男が現れ,ひょんなことから3人の不思議な共同生活が始まる


主人公ルイ役に坂井真紀,叔母役に加賀まりこ,そして怪しい画描きのトニー役に藤竜也という絶妙の配役

ほかにも平泉成,塩見三省,余貴美子,菅原大吉という個性的な俳優がくせのある人物を怪演

その割には,ストーリーは薄味である
まさしく「味,足りてますか?」という感じだが,
十分に楽しめる


お疲れ気味の人には,ぐっとくる作品かもしれない

なお,濃い味をお好みの方は
明日公開,トムクルーズ&キャメロンディアスの
「ナイト&デイ」
をどうぞ!
(まだ観ていないから分からないけど,おそらく味は濃そうだ)


「SR サイタマノラッパー」(2008年)


日本中を旅する寅さん映画「男はつらいよ」(全48作)ですら,埼玉県は舞台になっていない
ことほどさように埼玉県は映画と縁が薄い
ゆえに埼玉出身者としては,題名に「サイタマ」がついていれば観ないわけにはいかない
というわけでこの映画,「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009グランプリ受賞作」だそうだ


舞台はサイタマの県北の田舎町フクヤ市(明らかに深谷市)
フクヤ市から世界を目指すヒップホップグループ「ショーグン」はライブ開催を決定(?)
しかし,曲作りも会場探しもグズグズのまま
果たしてライブは開催されるのか?


無職,風俗店勤務,ブロッコリー農家,元AV女優など様々な職種の若者たちが,もがき苦しむ姿を淡々と描く
と書くと爽やかな青春映画のように聞こえるが,さにあらず


実家が同じ深谷市でしかもブロッコリー農家の妻曰く
「イタくて,観ていられない」
県南(志木市)出身の自分には分からない「苦さ」みたいなものがあるという


地元出身の人間にはあまり胸を張って自慢できるような映画ではなさそうだが,現在の深谷市の人たちの感想もこんな感じなのだろうか?
それとも熱狂的な支持を集めているのだろうか?


個人的にはそもそも日本語のラップに違和感を覚えているので,なおさら登場人物に感情移入できなかった

万人受けする作品ではないことは間違いなさそうだ
百聞は一見にしかず


やはり,埼玉が舞台の映画の代表格「キューポラのある街」は超えられないか?
吉永小百合氏,強し

「情婦」(1957年)


人に「悪いね」と謝るときの小松政夫氏のギャグに
「わりぃーね,わりぃーね,わりぃーねでぃーとりっひ」というのがある
(知らない?)


というわけでこの作品,そのマレーネディートリッヒがタイトルロール

色っぽい邦題がついているが,実は法廷劇である
原作はアガサクリスティの「検察側の証人」


殺人事件の容疑者レナードは無罪を主張し,病み上がりの老弁護士ウィルフリッド卿に弁護を依頼する
レナードは,犯行時間に自宅にいたことは妻が知っているとアリバイを主張
ところが,その妻は,検察側の証人として夫に不利な証言をする
果たして裁判の結果は?
そしてドラマの結末は?


不気味な雰囲気のドイツ人妻をマレーネディートリッヒが好演

毒舌家の老弁護士と口やかましい看護婦とのやりとりが楽しく,ラストには胸が熱くなるシーンがある

どんでん返しが強調される本作品だが,監督ビリーワイルダーのユーモアたっぷりの演出もご堪能あれ

おすすめ!

なお,まだ観ていない人には絶対に結末を言ってはいけない
もしもネタばらしをしたら
「わりぃーね,わりぃーね,わりぃーねでぃーとりっひ」
では済まないからね!



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