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「007慰めの報酬」(公開中)

現ジェームズボンド役のダニエルクレイグと,前ボンド役のピアースブロスナン(同じく公開中の「マンマ・ミーア!」)の新旧ボンド対決の軍配は?(09/1/2の当ブログの続き)

本作品は,映画としては及第点だが,007映画としてはどうだろう?
おそらく,制作サイドとしては,前作「カジノロワイヤル」に引き続き「新しい007は徹底的にハードボイルド路線で行くぞ!」ということなのだろう

しかし,それなら007映画じゃなくていいじゃん
違うシリーズを作りなさいよ
というのが率直な感想である

「おまえはゴルゴ13か!」っていうくらい,ダニエル・ボンドは笑わない
映画の初めから終わりまでずーっと辛気くさい顔で,ひたすら一所懸命である
観ていて疲れる!

007映画って,原爆盗んで全世界を脅迫したり,ソ連とアメリカを仲違いさせて第三次世界大戦を起こさせようとしたり,スペースシャトルを盗んで全人類の抹殺を謀ったり,金(ゴールド)の値段をつり上げて大もうけを企んだり,まったくもって荒唐無稽な悪事を,たった一人の男が超人的な活躍で解決する(しかも洒落っ気たっぷりに)という,ある意味で「スーパーマン」と同じジャンルの映画だったはずである

つまり,観終わって「あーおもしろかった,でも,あんなことあるわけないよね-」っていう映画だったはずである

ところが,近年の007映画は違う
荒唐無稽ではなく現実にありそうなことを,一所懸命な男が現実的な手段で地味ぃーに解決していくという過ぎたリアリズムが,これまでの007映画を楽しんできた古いファンを戸惑わせているのだと思う

ジェームズボンドのテーマと共に銃口が横に流れるお馴染みのシーンから映画がスタートしないことに大いに不満(前作はそれなりに意味があったから許容できるが・・・)

ショーンコネリーの1作目「ドクター・ノオ」,ロジャームーアの1作目「死ぬのは奴らだ」にも出ていなかったから前作「カジノロワイヤル」に出ていなくても次は出てくるだろうと期待していた秘密兵器調達係(Q近年はR)が今回も出ておらず,ハードボイルド路線から削除された感に大いに不満

とまあ,ダニエルクレイグに文句はない(ボンドが金髪でも構わない)が,007映画としては納得がいかない

というわけで,新旧ボンド対決は,「マンマ・ミーア!」でお気楽演技を楽しんでいたピアースブロスナンに軍配を上げよう!
注 歌唱力は審査の対象外

追伸
とはいえ,映画「マンマ・ミーア!」のメリルストリープは,ミスキャストの感が否めない(ベットミドラーでどう?)
五東由衣(ドナ役)の方が断然うまいと思う

というわけで,急遽,明日,二度目のミュージカル版「マンマ・ミーア!」(劇団四季)を観に名古屋まで行くことにした!
1階の一番後ろの席だけど,気分は「ダンシング・クイーン」アーンド「ギミー!ギミー!ギミー!」なのだ

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