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「ドリーム」(公開中)


先日,米国大統領が来日した
(「YOUは何しに日本へ?」「ゴルフ!」)
彼が唱える米国第一主義は,白人至上主義グループに強く支持されているとのこと

というわけで,そういう時代だからこそ作られたのかと思われるこの映画

1961年のバージニア州にあるNASAの研究所には,打ち上げロケットに必要な計算をする黒人女性たちが臨時扱いで働いていた
そのひとりであるキャサリンは,数学に関して天才的な能力をもっていた
彼女は,その才能を認められて白人男性ばかりのオフィスに異動になり,理不尽な扱いを受けながらも,卓越した能力を発揮する
彼女の友人のドロシーやメアリーも,人種差別の壁に立ち向かいながら,自分の得意分野を活かしてたくましく生きていく
そして,彼女たちの夢を乗せたロケットが宇宙に飛び立つ・・・

実話に基づいたストーリーだという
「人種差別や男女差別の映画は,説教くさかったり暗かったりして苦手」という人もいるかもしれないが,この映画はそんなネガティブな雰囲気はない
声高に不平不満を訴えて差別と戦うという物語でもない

仕事も私生活も充実させて精一杯生きる3人の黒人女性の行動力,実行力が,観る者を清々しい気持ちにさせる

主役の3人の女性を演じる俳優もそれぞれ良いが
キャサリンの上司を演じるケビンコスナーが良い!
彼が言い放つ「NASAの尿は・・・」という台詞は,鳥肌が立つほどクール(かっこいい)!

陳腐な表現で恐縮だが,観た後にとても元気になる映画である

おすすめ!

有色人種がトイレやバスの座席まで差別されていたあの時代
そこに戻ってはいけないし,戻してはいけない
戻すことを推奨するような言動を,リーダーがしてはいけない
そうじゃないかなぁ?ドナルドさん
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「ブレードランナー2049」(公開中)


遅ればせながら,先月,フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を読んだ

というわけで,1982年公開のカルト映画「ブレードランナー」の続編である

レプリカントと呼ばれる人造人間が労働力として社会に存在する近未来
危険な存在とされた旧型のレプリカントを「処理」する捜査官はブレードランナーと呼ばれていた
ロサンゼルス市警のブレードランナーのKは,正体不明の人骨を発見する
捜査の過程で,その人骨はありえない状況を示唆するものであることが判明する
さらに真相を探ろうとするKは,30年前にブレードランナーだったデッカードと遭遇する
そして・・・

Kを演じるのは,「ラ・ラ・ランド」でお馴染みのライアンゴズリング
そしてデッカードを演じるのは,お馴染みハリソンフォードである
前作の雰囲気は踏襲されていて,続編ものとしては非常に丁寧に作られていることは認めよう

ただ,いかんせん,長い!
163分って!

感覚的に言って,せいぜい2時間で十分でしょ
(あくまでも個人の感想)
DVD化した時に,特典映像にすれば十分だったんじゃないのかなぁ

というわけで,この世界観にどっぷりと浸りたい人には良いけれど
そうでない人にはちょっとおすすめしかねるかな

間違いなく言えることは,「前作を観ていない人は本作はまったく楽しめないよ」ということなので,念のためご注意!

それにしても,続編の映画が多いね
「インディ・ジョーンズ」シリーズがまた作られるらしいけど

大丈夫か?ハリソンフォード!

「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」(公開中)


家の近くのコインパーキングで毎朝見かける野良猫がいて
勝手に「パーク」と名付けている

というわけで,こちらはボブという名の猫が主役(?)の映画

ストリートミュージシャンで薬物依存症のジェームズは,ホームレス状態でジリ貧の生活を送っていた
そんな彼のもとに,1匹の野良猫が現れて,ジェームズと一緒に行動するようになる
ボブと名付けられたその猫が一緒にいるおかげで,ジェームズが歌っていると人々が集まるようになり,今まで生きる希望すらなかったジェームズに変化が現れる
薬物依存から抜け出そうともがくジェームズとそれを見つめるボブ
そしてついに・・・

怪我をした野良猫を助けたつもりが,逆に自分が助けられたという本当にあった話に基づいて作られた映画だという
モデルになった本人が,映画のラストでカメオ出演もしている
何よりも驚くのは,この映画に出ている猫ボブが,モデルになったボブ本人(本猫?)ということだ
このボブが愛らしく,演技も素晴らしいのである!

猫好きの人にはもちろん,そうでない人にも
おすすめである

それにしても薬物が恐ろしいことをあらためて思い知らされる映画でもある
イギリスにおける薬物依存症からの回復プログラムが描かれているが非常に興味深い
薬物売買や薬物影響下での傷害などなら刑事事件なのだろうが
単純な自己使用は,刑罰よりも治療なのではないかと思う


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