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「タイム」(公開中)


近未来SF作品の場合,奇抜な設定や世界観は仕方がないが,その設定の中できちんとストーリーの帳尻を合わせてくれないと
トホホ
な結果になってしまう

というわけでこの作品,舞台設定がかなり奇抜である

遺伝子操作の結果,人類は25歳まで成長するとそれ以上老化しなくなった
その代わり,余命は1年で,それ以上生き続けるためには,働いて自分の余命を稼がなければならないという
すなわち,タイム(時間)が通貨という世界
一般庶民はせいぜい数日分の蓄えしかないが,一部の富裕層は何百年も余命を持っている
毎日翌日までの余命しか持てないウィルは,偶然,百年以上のタイムを手に入れる
そして,そのタイムを使って富裕層が住むゾーンへ乗り込み,そこで・・・

この世界はどういう理屈で回っているのかというからくりについての説明が中途半端で
アマンダセイフライト演じる大富豪の娘の心情の変化も説得力がない

せっかく設定した奇抜な世界観の面白味を活かしきれず,表面的な部分であっさり終わらせてしまった感が否めない

惜しい

もっとストーリーを練って欲しかった

時間がなかったのかな?







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「顔のないスパイ」(公開中)


リチャードギアの最新作である

上院議員が殺害され,その特殊な殺害方法から,ソビエトのスパイ「カシウス」の犯行が疑われる
かつて「カシウス」を追跡していた元CIAのポール(リチャードギア)は,「カシウス」は既に死んでいて模倣犯であると主張するが,FBIの捜査官ベンはこれに反発する
調査を続けていくうちに,隠された真実が浮かび上がってきて・・・

映画の冒頭の思わせぶりな展開から
「そのネタがオチだったら嫌だなぁ」
と思っていると,早々に最初のタネ明かしがあり
「ということは,もうひとひねり?」
と期待してみていくと,確かにラストにそれは用意されていた

ただ,観終わった後で
「で,どういうことだったの?」
と,一所懸命に考えなければならないくらい,分かりづらい仕上がりになっている
要するにラストのオチを観客に見破られないようにあえて説明不足にしているのだろうが
伏線が少なすぎる感が否めない

惜しいね

ちなみに原題は「The Double」っていう,そのまんまのタイトルなんだけどね

さて今年は,ミッションインポッシブルと本作品と,そして12月に007の最新作が封切り予定で,スパイ映画が大流行

俳優の人気度だと,
クルーズ>ギア>クレイグ
の順番かもしれないが,作品の出来もこうならないように
007最新作には大いに期待したい

でもちょっと不安





「ドラゴン・タトゥーの女」(公開中)


先日,初めて電子書籍なるものを購入した
タイトルは,「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」

というわけでこの作品,その「ミレニアム3部作」の1作目を映画化したものである

名誉毀損の裁判に敗れジャーナリストとしての信用を失ったミカエルは,隠居している大企業の前会長から36年前の殺人事件の真相を明らかにして欲しいという依頼を受ける
一方,精神障害のため成年後見人を付されているリスベットは,人並み外れた調査能力を備えた優秀な調査員だが,複雑な事情を抱えていた
ミカエルは調査の助っ人としてリスベットに接触し,二人は事件の核心に近づいていく
果たして36年前の事件の真相とは?

実は,物語の舞台であるスウェーデンでは既に3部作すべてが映画化されていて
本作はデヴィッドフィンチャー監督によるハリウッド版
本家スウェーデン版もこのハリウッド版も一長一短あるが
総じてどちらも良く出来ている

本家スウェーデン版は原作を既に読んでいる観客を想定し,ハリウッド版は原作未読の観客を想定しているという感じ

原作のイメージからすると,ミカエル役はダニエルクレイグではない(個人的感想)
スウェーデン版のミカエル役も違うと思う
(ちなみにこの人は,ミッションインポッシブル最新作のあの悪役)
もう少し柔っぽいユアンマクレガーあたりが良かったような気がする

リスベット役は,どちらも良かった
ただハリウッド版は多少露悪的色彩が強いと感じるかもしれない
デヴィッドフィンチャーだから仕方がないか

いずれにしても,原作はお薦めである
特に3作目の「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」が一番のお気に入り

「電子書籍ってどうなの?」と思っていたが
はまりそうな予感


 
 

「ペントハウス」(公開中)


ジャンボ宝くじの最高賞金が5億円になったという

というわけでこの作品,「こんなお金持ちの世界があるんだなぁ」というシーンから始まる

高級マンション「ザ・タワー」の管理マネージャーのジョシュ(ベンスティラー)は,従業員の年金資産の運用をタワーの最上階(ペントハウス)に住む大富豪アーサーに任せる
しかし,アーサーは詐欺容疑で逮捕され,年金資産はうやむやに
ジョシュは,アーサーがペントハウスに隠していると思われる財産を見つけて自分たちの金を取り戻すため,泥棒のスライド(エディマーフィー)に助っ人を頼む
果たして,隠し財産を見つけることができるのか?

前半はかなり良いテンポでグイグイと引きつけられるが,エディマーフィーが仲間になるあたりから失速する(あくまでも個人的見解)
結末も中途半端な感じ
コメディ映画なのだから,もっと底抜けにハッピーエンドで良かったんじゃないのかなぁ

そこそこ楽しめる映画という感じ

ところで,エディマーフィーを映画館で観るのは
「ビバリーヒルズ・コップ3」以来かもしれない
彼は,やってることはメチャメチャだけど実は刑事とか王子とか選ばれし者という役ははまるけれど,やってることはメチャメチャでやはり泥棒という役だと
「本当にただのチンピラじゃん」
となってしまい,彼の魅力が充分発揮されないと思う

彼の映画の個人的ベスト3は,
「48時間」
「ビバリーヒルズ・コップ」
「ゴールデン・チャイルド」
かな
全部,四半世紀前の作品だもの

がんばれ!エディマーフィー!






「宇宙人ポール」(公開中)
 

毎月1日の映画の日は,全国的に料金が1,000円になるが(3D映画除く)
各映画館にも独自の「サービスデー」がいろいろと設けられている

というわけで,そんな「サービスデー」(シネリーブル池袋)を利用して1,000円で観に行ったこの作品

イギリスからアメリカのコミックマーケット(「コミケ」と言うらしい)にやってきたグレアムとクライブの二人は,SFオタクの仲良しコンビ
二人は,キャンピングカーを借りてアメリカのUFOスポットを回る旅に出るが,なんと本物の宇宙人に遭遇する!
ポールと名乗るその宇宙人は,容姿こそ二人の想像通りだったが,その言動は二人の想像を裏切り,まるっきり陽気なアメリカ人
それもそのはず,ポールはアメリカに来て60年以上になるという
謎の組織に追われるポールとSFオタクと彼らに巻き込まれた敬虔なクリスチャン(?)のルースの4人の逃避行が始まる

くだらないおふざけ映画だと思っていたが,意外や意外,かなり楽しめた

本家「エイリアン」シリーズでお馴染みのあの大物女優がそんな役で,そんなオチまで・・
本家「未知との遭遇」のあの大監督が,本人役で声の出演を・・

上映時間も100分ちょっとで,ちょうど良い
これで料金1,000円なら文句ないね(1,800円だったらどうだったかなぁ?)
SFオタクである必要はないけれど,SF映画好きでないと,半分くらいしか楽しめないのでご注意を

ところで,今年,「スターウォーズ・エピソード1」が,3D映画として封切られるらしい
「タイタニック」もその予定とか
興行成績がどうなるか,興味あるなぁ(観にはいかないけど)
そのうち「男はつらいよ」シリーズも3D化して封切られたりして・・
「それをやっちゃあ,おしまいよ」





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