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「キングスマン」(公開中)


先月,「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を取り上げた
というわけで,前回に続き今回もスパイ映画(但し,取扱い注意!)のご紹介

どこの国にも属さない独立スパイ組織「キングスマン」
そのメンバーが職務遂行中に殺された
「キングスマン」のエージェントであるハリーは,殺害された同僚が追っていた科学者失踪事件を引き継ぎ調査を開始する
一方,欠員が生じた「キングスマン」では,新人エージェントの選抜試験が始まり,ハリーが推薦した候補生のエグジーは最終選考まで進む
そして,前代未聞の人類殺戮計画が明らかになったとき,ハリーは・・・

スパイ映画の代表である007シリーズに敬意を表しつつもコケにし,これまでのスパイ映画の常識を覆す問題作である

どこからみても完璧な英国紳士というハリー役をコリンファースが演じているのだが,彼が今まで見せたことがない衝撃の姿が映画の終盤で披露される
そして,イギリス第二の国歌といわれる「威風堂々」の曲が流れるシーンは
「これは果たしてエンターテイメントなのか?それとも単なる悪趣味なのか?」
という疑問を観客に強く抱かせる

好きか嫌いかがはっきりと別れる作品である
(ちなみに自分は前者だが,多数派は後者のような気がする)
モンティパイソンが好きな人は楽しめるかもしれないが
決して万人受けする映画ではないので,おすすめはしない

「007」や「ミッション:インポッシブル」のようなスパイ映画だと思って観に行くと必ず後悔することになるのでご用心!

決して初デートで観に行ってはいけない,取扱い注意の問題作である


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