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「スター・トレックBEYOND」(公開中)


先日,国際宇宙ステーションから日本人宇宙飛行士が帰還した

というわけでこの作品,もう少し未来の宇宙を舞台にしたSF映画である

カーク船長率いる宇宙船エンタープライズ号は,未知の領域で正体不明の敵に襲撃される
果たして敵の正体は・・・

当初の邦題「宇宙大作戦」(のちに「スター・トレック」)放送開始50周年となる「スター・トレック」シリーズの最新作である

ストーリーに目新しいものは無く,映像も特筆すべきところは無い
しかし,制作スタッフが「スター・トレック」を愛していることが十分に感じられ
個人的には嫌いな映画ではない

最近ではほとんど見られなくなった正統派の冒険活劇である
今の時代,こういう作品がひとつくらいあっても良いと思う

難しいことを考えたくない時に,おすすめである!

以下ネタバレあり

ところで,本作のストーリーが,同じく今年放送開始50周年の「ウルトラマン」の第23話に似ているのも,何かの因縁かな


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「オーバー・フェンス」(公開中)


プロ野球のペナントレースもいよいよ大詰め
セリーグでは一足先にカープが優勝を決め広島は大盛り上がり
パリーグはファイターズにマジックが点灯して,さぞかし札幌は盛り上がっているだろう

というわけで,こちらは同じ北海道でも函館が舞台の大人の青春映画

妻と離婚して故郷の函館に戻ってきた白岩は,職業訓練校に通い,何もないアパートで弁当と缶ビール2本の夕食という生活を続けていた
ある日,訓練校の仲間からキャバクラに誘われた白岩は,そこで鳥の真似をする風変わりなキャバクラ嬢の聡と出会う
「ただ働いて死ぬだけ」と思っていた白岩だったが,危うくも純粋な聡に次第に惹かれていき・・・

様々な事情を抱え年齢もバラバラな者たちが通う職業訓練校の人間模様が興味深い

白岩役のオダギリジョーと聡役の蒼井優の演技が飛び抜けているが
脇役陣も負けず劣らずうまい!

孤独や絶望,人間関係の煩わしさが淡々と描かれていくが,ラストシーンは清々しい気分になること必至である

なんとなく何をしても面白くないなぁと思っている人におすすめである

ところで,白岩の別れた妻役を最近結婚した優香が演じているのだが
これがなかなか良いのである

気落ちした志村けんが入院するのもやむを得まい
「ストリート・オーケストラ」(公開中)

リオデジャネイロ・オリンピックが終わった

とうわけで,今回はブラジル映画をご紹介

交響楽団のオーディションに落ちたヴァイオリニストのラエルチは,生活のため,スラム街にある学園の音楽教師の仕事に就く
それぞれに事情を抱える生徒たち
楽器の持ち方や座り方という基本から教え始めるラエルチ
学園の存亡がかかる演奏会は果たして成功するのか

似たような映画はごまんとあるだろう
ただ,ブラジル映画の特徴なのだろうか?余計な説明やあざとい演出が無い
ストーリーは淡々と進み,特に盛り上がるシーンもない

この映画のオフィシャルサイトでは
「挫折したヴァイオリニストと,夢みることも知らない子供たちが起こした奇跡とは?」
「スラム街で生まれた交響楽団がブラジルを動かした感動の実話」
と紹介されているが
いわゆるハリウッド的な感動映画を期待すると肩すかしに合う可能性あり

だからと言ってつまらないというわけでもない,不思議な魅力のある作品である

「ブラジルの映画って観たことないから,一度観てみようかな」
と思っている人は,どうぞご覧あれ!

かく言う自分も,その一人なり

そろそろリオデジャネイロ・パラリンピックも始まるしね

「鬼龍院花子の生涯」(1982年)


今回の参院選で徳島県と合区になった高知県では,候補者全員が徳島出身だったこともあって,「合区反対」と書かれた無効票が多数出たらしい

というわけでこの映画,大正から昭和初期にかけて土佐で名を馳せていたヤクザ一家の顛末記

鬼龍院一家の政五郎は「鬼政」と呼ばれ,自らは侠客を名乗る親分であった
子の無い鬼政の養女となった松恵は,「女に勉学は無用」という鬼政の反対を押し切り,女学校へすすむ
一方,拐かした娘に産ませた実の娘花子は,わがままいっぱいに育ち,鬼政が選んだヤクザと所帯を持つ
時代は大正から昭和へ移り,正妻の死,花子の夫の死,松恵の夫の死を経て,鬼龍院一家は長年の敵に最後の喧嘩を仕掛ける
そこで鬼政が見たものは・・・

夏目雅子の「なめたらいかんぜよ!」の啖呵で有名なこの作品

しかし,主役は間違いなく鬼政を演じた仲代達矢である
まるで漫画のような芝居だが,見るものを圧倒する迫力!
黒澤映画とは明らかに違う仲代氏の凄まじい演技を堪能あれ

でも万人受けする作品ではないのでおすすめはしない

さて,選挙では憲法改正の「け」の字も言わずに3分の2の議席を獲得した与党
これでいきなり「憲法改正の理解を得られた!」とうそぶいて
真っ先にそれを実行しようものなら,まさに国民を

「なめたらいかんぜよ!」
「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」(公開中)


そろそろ夏休みの旅行の計画でも立てようかな

というわけでこの作品,究極の旅行を手配する怪しい代理店を舞台にしたオランダ映画である

貴族で大富豪のヤーコブは,自殺願望を持っていた
母の死去で天涯孤独になったヤーコブは,念願の自殺を図ろうとするがうまくいかない
ある日ヤーコブは,あの世への旅立ちを手助けする葬儀屋を知り,解約不可のその契約を締結する
彼が選んだのは,いつ旅立つかを一切知らされない「サプライズ」コースだった
契約後,ヤーコブは,同じ「サプライズ」を待つ女性アンネと出会う
アンネと「サプライズ」を待つヤーコブだったが,次第に彼女に惹かれていき・・・

いわゆるブラックコメディである
ヤーコブ役のイェルン・ファン・コーニンスブルッヘ(オランダ人の役者)が,クセのある主人公を見事に演じている
その主人公のあまりにも贅沢な生活ぶりに,思わずため息が出ること必至
良い車に乗っているんだなぁ,これが

ストーリーは普通で結末もタイトル通りで安易な感じもするが
ゴージャスな貴族の生活を垣間見るだけでも一見の価値ありといえよう

軽妙な映画を観たい方にはおすすめである

さてと,夏休みにはブリュッセルにでも行こうかな?
(と言いつつ,おそらく甲州道中をただ歩いているだけだと思う)


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