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「スパイ・レジェンド」(公開中)


かつてジェームズボンドを演じたピアースブロスナンのスパイ映画ということで
押っ取り刀で映画館に駆けつけた

元CIAエージェントのデヴェローは,引退後の静かな生活を過ごしていた
そこへ,かつての恋人であり現在もロシアで活動中の工作員ナターリアの救出作戦の打診がCIAから依頼される
作戦は成功するかに見えたが,デヴェローの目の前でナターリアは殺されてしまう
しかも彼女を殺したのは,デヴェローのかつての相棒で現役CIAエージェントのメイソンだった
混乱するデヴェロー
そして,デヴェローのたった一人の戦いが始まる・・・

やたらと長時間化する最近の映画の中で
108分という非常に潔いコンパクトな作品となっている
しかしそのためだろうか,ストーリーが破綻しているような気がする
「なぜデヴェローに頼んだの?」
という点が,よく分からないのだ
ボケーッと観ていたからか?
それとも編集しすぎたからか?
それとも「ピアースブロスナンがスパイ役で出ているんだから,ストーリーなんてどうでも良いでしょ」ということなのか?

それと,簡単に人を殺しすぎ
あの「殺しの許可証」を持っている007だって,これほどめったやたらに殺してはいないと思う

ともあれ,あまり深く考えずに派手なスパイ映画を楽しみたいという時にどうぞ!

上映館数も少ないし,それこそ押っ取り刀で駆けつけないと早々に打ち切られて
「そんなスパイ映画もあったなぁ」ということになるかも
あ,それでスパイ・レジェンドなの?

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「鉄道員(ぽっぽや)」(1999年)


高倉健氏が亡くなった

というわけで,追悼の意を込めてこの作品

舞台は,北海道のローカル線の終着駅「幌舞」
駅長の乙松は,筋金入りの鉄道員で,交代要員がいなかったために生後間もない我が子や妻の最後も見とれなかった過去を持つ
鉄道員としての定年を間近に控えている彼に,これまでの楽しかった思い出や辛かった思い出がフラッシュバックのように蘇る
そして・・・

ノスタルジーとファンタジーが
「これでもか!」
と容赦なく襲いかかってくる映画である
そして
「どうですか?お客さん。泣けるでしょ!」
という非常にストレートな作りになっている
それに素直に乗っかれば,充分楽しめる作品である

「おっ!」と思ったシーンは
乙松の定年後を案じるJR北海道幹部役の吉岡秀隆に対して健さんが言うセリフ
「オレのことなんかより,お前もぽっぽやだべ。幹部の一人だべ。やることがいっぱいあるんじゃないのか」
さすが健さん,この時点で既にJR北海道のレール異常放置問題に言及していたとは!

ご冥福をお祈りします

ところで東京メトロの助役が勤務前アルコール検査を同僚に身代わりでやらせていたという

「ぽっぽや」として,恥を知れ!
「サイコ2」(1983年)


先日,来年公開予定のスターウォーズ・エピソード7の映像の一部をテレビで観た
若きダースベイダーを描いたエピソード1から3はさておき
ストーリー上の前作になる「ジェダイの復讐」公開から実に32年ぶりの続編である

というわけで,こちらもヒッチコックの傑作「サイコ」から23年後に公開された続編である

心神喪失で無罪となり精神病院に長期入院していたノーマンが,ベイツモーテルに戻ってきた
社会復帰を目指すノーマンだったが,またもや「母」の影が彼を狂わせようとする
そしてついに・・・

個人的には第1作の「サイコ」にもひけを取らない良くできた作品であると思う
むしろ,怪奇的な色彩が強い第1作よりも精神的に追い詰められていく本作の方が恐怖感は強いかもしれない

ノーマンを演じるアンソニーパーキンスは,まさにはまり役
そして,ヒロイン役のメグテイリーが良い

数年に一度観直したくなる続編映画の傑作である
(続編映画なんてジャンルあるのか?)

ところで,スターウォーズの最新作は大丈夫だろうか?
ルーカスからディズニーに変わったが大丈夫だろうか?
ハリソンフォードはエクスペンダブルズなんかに出演しちゃっているけど大丈夫だろうか?


「マダム・マロリーと魔法のスパイス」(公開中)


天高く馬肥ゆる秋

というわけでこの映画,食を追究する人々の物語

マダム・マロリーはフランスの田舎町で高級フレンチレストランを経営している
彼女の夢は,現在1つ星のミシュランのランクを2つ星にすること
そんなある日,彼女のレストランの真っ正面に庶民的なインドレストランが開店する
新天地を求めてやってきたインド人家族と伝統を重んじるマダム・マロリー
対称的な二つの店はお互いに相手方を意識し,熾烈なバトルが始まる
そんなある日,マダム・マロリーは,インド人家族の次男ハッサンの天才的な料理の才能に衝撃を受ける
そして・・・

英国女王(「クイーン」)から引退した超危険人物(「RED」)まで幅広い活躍をみせるヘレン・ミレンが,この作品でも充分に我々を楽しませてくれる
内容もありがちな展開なのだが,とりたてて不満もない
ヒロインを演じるシャルロットルボンがチャーミングである
(あれ?チャーミングって死語?)

ともあれ,気楽に楽しめる映画である

観終わった後,タンドリーチキンが食べたくなるかもしれないので
インド料理屋も探しておくと良いだろう

週末は,カリーとナンで決まり!


 

名探偵ポワロ「カーテン~ポワロ最後の事件~」


先日,名探偵ポワロの最終シリーズが放送された
25年に及ぶシリーズの完結編である

というわけで,シネマ倶楽部~番外編~ということにして最終話「カーテン」のご紹介

老境のポワロは,かつて事件を解決した場所であるスタイルズ荘に来ていた
そこに殺人鬼が潜んでいるというのだ
車椅子を使用しているポワロは,親友のヘイスティングスを呼び出し
「動き回れなくなった自分に代わって,見たこと聞いたことを教えて欲しい」
と頼む
そして,ついにひとつの死体が発見され・・・

デヴィッドスーシェが演じるポワロは,原作のイメージどおりの完璧なポワロといえよう
熊倉一雄氏の吹き替えもまた完璧である

四半世紀に及ぶシリーズがこれで終わるわけだが,ポワロの臨終を描くこの「カーテン」が最終話なのは仕方がないのだけれど,個人的にはやりきれない思いである
アガサクリスティの原作でも,「アクロイド殺し」とこの「カーテン」は,ファンの間でも評価が分かれる作品だからである
推理作家なら誰でもやりたくなる「ある仕掛け(トリック)」が,この2作品に施されているのだが

「ポワロシリーズでそれをやらなくても・・・」

という気持ちが個人的には強いのである
特にこの「カーテン」の「仕掛け(トリック)」の方により強くそれを感じる
ネタバレになるのでこれ以上の言及は控えよう

ともあれ,長い間楽しませてもらった素晴らしいシリーズにこの場を借りてお礼を言いたい

ありがとう!




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