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「エビータ」(自由劇場にて公演中)


2年ぶりに観劇した本作

アルゼンチンの大統領夫人エバペロン(愛称エビータ)の数奇な人生を描くミュージカル

実は,主役のエビータよりも狂言回し役のチェゲバラの方が露出が多く,ほぼ出ずっぱりで歌って踊って茶化す
前回同様,チェを演じる芝清道氏の圧倒的な歌唱力!

この人,昨年8月に「マンマ・ミーア!」でサム役を1週間だけやったのだが,
芝居が細かく,あの難関曲「Knowing Me,Knowing You」も易々と歌い上げるすごい役者なのだ

劇団四季に詳しい人は,そんなことは知ってるって?
劇団四季に詳しくない人は,何のことだかさっぱりだって?
(そりゃそうだ)

舞台装置もマイナーチェンジしていて
「カサ・ロサーダのバルコニー」が客席の方にせり出してくるので
びっくりフジツボ阿古屋貝!

なお参考までに,本作で特にお気に入りなのは
「ブエノスアイレス」
「飛躍に向かって」
「金はでていく湯水のように」
の3曲

観たことない人には,何のことだかさっぱりだって?
(本当に,そりゃそうだ!)

申し訳ない



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「ラ・カージュ・オ・フォール」(1月10日ソワレ 日生劇場)


鹿賀丈史氏と市村正親氏の2大スターがそろい踏みのミュージカルコメディ

ゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」では,毎夜,女装した男たちのショーが繰り広げられる
オーナーのジョルジュ(鹿賀丈史)と看板女優(男性だけど)のザザことアルバン(市村正親)は,長年,夫婦として生活し,ジョルジュがただ一度犯した過ち(すなわち女性との行為)でできた息子ジャンを育ててきた
そのジャンが結婚相手として選んだ娘の父親が,ゲイを目の敵にするガチガチの保守系議員だったから,さあ大変!
すったもんだの大騒動となる

ストーリーは大味だし(失礼!),ミュージカルナンバーも特筆すべきところはないが(重ね重ね失礼!),鹿賀丈史氏と市村正親氏のわるふざけ寸前の洒脱な芸達者ぶりは堪能できる

ちなみに,オケビの中で派手にタクトを振るマエストロ(指揮者)も見逃せないので要チェック!

派手さ,華やかさ,馬鹿馬鹿しさと,新春を飾るにはぴったりの作品なり

ところで,指名手配の人間が出頭しても警察官が取り合わなかったり
刑務所の塀に組んだ足場から受刑者に脱獄されたりと
実社会もなかなかに馬鹿馬鹿しいなぁ





 

「劇団四季ソング&ダンス The Spirit」(11月16日 四季劇場「秋」)


劇団四季の「ソング&ダンス」シリーズの最新作「The Spirit」が先月10日に開幕した

前作の「55ステップス」は,まさに「ミュージカルの宝石箱」にふさわしく,有名なミュージカルのおいしいところだけを「これでもか!」と詰め込んだ内容で,観劇後は
「お腹いっぱい,もう食えねぇ」
という感じだった

一方,今回の「The Spirit」は,「せっかくだから多少贅沢してもおいしいものを食べに行こう」と思う人には,もの足りない感じがするかもしれない
(前作と対比すると,なおさらである)

これは,シリーズのコンセプトの違いのためだろう
前回の「55ステップス」は,「劇団の55周年だ!祭りだ!わっしょい!」という感じだったが
(公式なものは知らない,あくまで個人的感想)
今回の「The Spirit」は
「生きているってすばらしい」ということなのだろう
(こちらも公式見解は知らない,あくまでも個人的感想)

そして,劇団に数々の楽曲を提供した故三木たかし氏への追悼の色が濃い
(第二幕は,ほぼそれ一色)

好き嫌いがはっきりと分かれるかもしれない
万人受けを狙っていないのかもしれない
(狙っていたけど,結果的にこうなったのかもしれない)
しかし,「The Spirit」,すなわち,劇団の心と銘打っているのだからこれはこれでいいのだろう
「この作品は,客の入りは二の次である」と
(どうかな?)

個人的には,第一幕の「お洒落は私の切り札」は楽しかった

本作が公演中なのに申し訳ないが,次回の「ソング&ダンス」に期待したい
「60ステップス」みたいな感じのものを



「ライオンキング」(9月19日 四季劇場「春」)


1998年から超ロングラン公演中のこの作品
「あなたが観るまでロングラン」というので,観に行ってきた

なるほど確かに動物の造形や動きは見事だ
そして子役が上手い

しかし,ストーリーは平凡だしナンバーも心に響くものはない
(毎回,エルトンごめん)
手塚治虫の「ジャングル大帝」世代として素直に観ることができないことを差し引いても
「なぜこんなにロングランなのか?」
という素朴な疑問を抱くが,客席を見渡してみて納得した
子どもは大喜びなのだ
そうか,ここはちょっと趣向を凝らした動物園なのだ

前回の「美女と野獣」の時と同じ
「お子さんと一緒にぜひどうぞ!」の世界なのだ
そりゃそうだよね,ディズニーのミュージカルだもの

なんか辛いものが食べたい


「美女と野獣」(四季劇場「夏」7月10日)

梅雨も明けて,夏真っ盛りである

というわけで,劇団四季の専用劇場である四季劇場「夏」のこけら落とし公演で,かつ,一周年を迎えたこの作品を観に行ってきた

魔法をかけられて野獣の姿になった王子と燭台や時計,タンスやティーポットなどに姿を変えられてしまった家来たち
外見に惑わされず,恐ろしい野獣の姿の王子を本当に愛する娘が現れたとき,その魔法は解けるという


いかにもディズニー的な設定で子ども向けのミュージカルのように思われがちだが,意外に深いメッセージが込められていて,大人も十分楽しめる内容になっている

「久しぶりにお客様が来た!」
と言って,お城中の家来たち(魔法でナイフやフォークやナプキンに姿を変えられてしまっている)が,歌って踊ってヒロインを歓迎する
「ビー・アワー・ゲスト」
が派手で楽しい


そして舞台転換も素晴らしい
森で迷って不思議な城にたどり着くところの舞台表現は見事だ


夏休みにお子さんと一緒にぜひどうぞ!
(劇団四季の宣伝部か?)




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