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「超高速!参勤交代」(公開中)


山岡荘八著「徳川家康」(全26巻)を読んでいる
今は,信長軍が小谷城で浅井長政を攻めているあたり(第6巻)

というわけでこの映画,それよりずーっと後の享保二十年(1735年)の徳川吉宗治世の物語

磐城の小藩である湯長谷藩では,参勤交代から戻ってきて,殿も家臣も久しぶりに故郷での暮らしを楽しもうとしていた
ところが,老中松平信祝の謀により,5日以内に参勤交代でまた江戸に戻らなければならなくなる
前回の参勤交代で藩の蓄えは乏しく,しかもたった5日間で江戸へ・・・
公儀隠密やら怪しげな抜け忍びなどが入り乱れ
果たして,湯長谷藩は刻限までに江戸にたどりつくことができるのか

設定も荒唐無稽でストーリー展開もご都合主義の連続だが
随所にユーモアがちりばめられていてそこそこ楽しめる仕上がりになっている

口やかましい家老を演じる西村雅彦氏が秀逸
実直な田舎の殿様役を佐々木蔵之介が好演

肩の凝らない娯楽作品である

ところで,ワールドカップ予選敗退が決まり
日本代表の監督も辞任なのだという
これぞ,超高速!監督交代
(それともそういうものなの?ほとんど興味なくよく知らないので,悪しからず)


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「清須会議」(2013年)


ついに山岡荘八著「徳川家康」(全26巻)を読み始めてしまった
現在,第2巻の竹千代(家康の幼名)が人質交換で今川家に来たあたり

というわけでこの映画,まだまだずっと先の信長の跡目争いを題材にした物語

明智光秀の謀反により信長が没し,後継を狙う柴田勝家と羽柴秀吉
織田家の跡継ぎを決める会議が清須城で開かれることになり
勝家と秀吉はそれぞれ思案をめぐらせる
果たして軍配はどちらにあがるのか

と言ってみても,いくら三谷映画とはいえ史実を曲げるわけにはいかないらしく
結末はご存知のとおり
ただし,結末に至る過程をおもしろおかしく描いており,弓矢をもちいた合戦以上にドラマチックなストーリーとなっているところは,さすが三谷幸喜氏である
そして三谷映画でお馴染みの芸達者な俳優陣が,楽しみながら演じているのがうかがえる
(三谷映画が苦手という人は,そのあたりが「鼻につく」のかもしれないが)

多少,冗長気味なところは目をつぶるとして
梅雨のうっとうしい季節には,肩が凝らなくて良いかもしれない
(レンタルビデオはまだ新作扱いで,多少お金がかかるけど)

ところで,まるっきり良いところ無しの柴田勝家を演じている役所広司氏だが
1983年のNHK大河ドラマ「徳川家康」では,信長を颯爽と演じて強烈に輝いていた

久しぶりに見たくなったぞ
おっといけない,今,その原作を読んでいるんだった

まだまだ先は長いなり

「グランド・ブダペスト・ホテル」(本日公開)


かつては華やかだったが朽ちかけているグランド・ブダペスト・ホテル
そのオーナーのムスタファ氏は,年に数回シーズンオフに訪れて,一番狭い使用人部屋に泊まるという
興味を覚えた作家が彼にホテル入手の経緯を訊くと,彼がベルボーイとして働き始めた1932年に話は遡り,強烈な個性を持ったコンシェルジュのムッシュ・グスタヴとの出会いから語り始めた
そして,当時のホテルの上客であった老婦人が何者かに殺され,彼女の遺産である貴重な絵画がグスタヴに遺贈され・・・

故意に作り物のセットを強調するかのような独特の映像
そして,殺人事件を扱いながらも全編にユーモアあふれる独特の世界観
テンポの良さも相まって,さながら大人の紙芝居である

キャストもくせ者揃いで,グランド・ブダペスト・ホテルに負けないくらい豪華な作品となっている
ストーリーにもうひとひねり欲しかったと思うのは欲張り過ぎか

梅雨のうっとうしい季節に
軽い気持ちでご覧あれ

週末,高原のホテルに泊まりたくなる1本である
上高地とか扉温泉あたりが良いかも
「エスター」(2009年)


今日の午後は夏日になるらしい
というわけで,これからの暑い季節に!と思って,珍しくホラー映画のご紹介

3人目の子を流産したケイトとジョン夫妻は,孤児院からエスターという少女を養子に迎える
見た目よりしっかり見えるエスターは,少し風変わりではあったが,ケイト夫妻の難聴の娘とも手話を覚えてすぐに仲良しになる
しかし,しばらくすると彼女の隠されていた本性がだんだんと現れてきて・・・

エスター役の少女の演技が秀逸である
彼女の演技がすべてと言っても過言ではない内容なのだ

ホラー映画なので,随所に観客を怖がらせる仕掛けがほどこされており,人によっては「うるさいよ!」と思うかもしれない

「なるほどそういうことか」というオチの部分も,人によっては「つまらん!」と思うかもしれない

いずれにしても作品としてはよくまとまっているとは言える

あとは好みの問題か

ホラー映画は「当たり」「はずれ」が顕著だからね

個人的に「当たり」のホラー映画は,何だろう?
「シャイニング」とか「サイコ」あたりかな
水野晴郎監督の「シベリア超特急」も,ある意味,ホラー映画として「当たり」かもしれない
だって,とっても寒いもん
「とらわれて夏」(公開中)


ゴールデンウィークは映画業界が作り出した言葉とのこと

というわけで,その連休中に観たこの作品

13歳のヘンリーは,情緒不安定な母アデルと二人で暮らしている
9月のある日,スーパーで買い物をしていた二人は,そこで偶然出会った脱獄犯のフランクに強要され,彼を自宅にかくまうことになる
決して危害を加えないと約束するフランクは,家の修理や車のオイル交換をしたりヘンリーとアデルに料理をふるまったりする
異常な状況の中で,フランクとアデル親子は,次第にお互いに心を通わせていく
そして・・・

少年の思春期特有の心情を中心に物語は進む
そして,登場人物それぞれが抱えている苦しみがだんだんと明らかになっていく

心に傷を負った母アデル役を,「タイタニック」のヒロインであるケイトウィンスレットが好演
心優しき脱獄犯フランク役ジョシュブローリンは,「メン・イン・ブラック3」で若き「K」を演じた俳優だが,なかなか渋い良い役者である

陳腐な表現だが,人生の応援歌のような優しい映画である
スクリーン数は少ないが
ぜひ映画館で観たい作品だ

おすすめである

ところで,観終わったあとにピーチパイを作りたくなるかもしれないので要注意
または,キャッチボールをしたくなるかも
人によっては,意味もなくタイヤ交換をしたくなるかも




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