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「ジャッジ!」(公開中)


肩の凝らない娯楽映画が観たい

というわけでこの映画,まさにどんぴしゃ!の作品

仕事も私生活もパッとしない広告代理店に勤める太田は
ひと癖ある上司の大滝から無茶(と書いて「チャンス」と読むらしい)な指令を受ける
それは,世界一のCMを決めるモンテカルロ国際広告祭の審査員として参加し,ある作品を受賞させること
英語もろくにしゃべることが出来ない太田は,過去に審査員経験のある謎の窓際社員鏡の指導を受けるが,教えてもらったのは何とペン回し!
果たして,太田はこのチャンスをものにできるのか?

主人公の太田役に妻夫木聡
この役はどこかで見たことがあるなと思っていたら,そうだ!あの実写版ドラえもんの
「のび太」
だと気づいた
上司役の豊川悦司,窓際社員役のリリーフランキーがまさに怪演!
主人公の同僚役の北川景子もはまり役
ライバル役の鈴木京香も良い
他にも,でんでん,風間杜夫,竹中直人らがチョイ役で登場し豪華な出演陣である

全編に笑いがちりばめられ,良い意味で予定調和の結末が心地良い

「そりゃあ,主人公はあの会社のCMを押すよね,だって『のび太』だもん」とニヤリ

軽い映画を観たいときにおすすめである

観終わった後,エースコックの「きつねうどん」が食べたくなること間違いなし
そして,絶対にあのセリフを言いたくなるだろうにゃー

 

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「大脱出」(公開中)


アクション映画というジャンルは,限界に来ているのか

というわけでこの映画,かつての二大アクションスターが共演する最新のアクション映画

刑務所のセキュリティコンサルタントのブレスリン(シルベスタースタローン)は,民間の収容施設のセキュリティ検査の依頼を受ける
しかし,それは今までのような単純な依頼ではなかった
場所も分からない収容施設に連れてこられたブレスリンは,セキュリティ調査のためではなく,生還するために本当の脱出をしなければならなくなる
果たして,彼は生還できるのか

と書いたところで,結末はご想像のとおり
主人公に近づく怪しい囚人をアーノルドシュワルツェネッガーが演じているのだから
彼の正体もご想像のとおり
ストーリーも陳腐だし,登場人物もありふれた設定にとどまっている

それでも頑張るスタローンとシュワルツェネッガー
これはもう,歌舞伎や能などの古典芸能の域なのか

大向うから
「待ってました!」とか
「たっぷり!」なんて声がかかる世界なのか

彼らが輝いていた20年くらい前だったら楽しめたのだろうか
彼らの責任なのか
それともアクション映画というジャンルが限界に来ているのか
いやいや,面白い脚本があれば,彼らだって以前の輝きを取り戻すはずだ
いや,取り戻して欲しい

などと,いろいろと考えさせられる作品である
今年最初に取り上げる作品としては,かなりの強敵だったと言えよう

「天使の分け前」(2012年)


ウィスキーやワインのような樽で熟成される酒は,その熟成期間中に気化するアルコール分だけその量が減り,それを「天使の取り分(分け前)」というらしい

というわけでこの作品,観終わった後,なかなかうまいタイトルだなぁと思わせる一作

舞台はスコッチウィスキーで有名なスコットランド
暴力沙汰が絶えないロビーは,社会奉仕活動の処分を受け,そこで現場責任者のハリーと出会う
ハリーは更生のためにもがいている若者たちの良き指導者であり,ロビーたちをウィスキー醸造所の社会見学に連れ出す
そこでティスティングの隠れた才能を発揮するロビー
ウィスキーの世界に目覚めたロビーは,自分の恋人と子との人生の再出発のため,ある大それた計画を実行する
果たしてその結末は・・・

ヒューマンコメディなのだが,そのテーマはシリアスである

罪を犯した者に対する社会の目,育った環境,被害者との関係など,更生がいかに困難かという実情がよく描かれている
主人公の再出発の手段については,賛否両論あるかもしれないが
エンターテイメントとしては良く出来ている

以前紹介した「極道めし」とはまた違った趣だが,人生の応援歌のような映画である

寒いこの季節

珍しくウィスキーでも飲んでみようか


「REDリターンズ」(公開中)


バナメイエビを芝エビと偽った食品偽装騒動も一段落

というわけでこの映画,そこそこの俳優が出ていながら・・・?

「RED」とは,Retired(引退した) Extremely(超) Dangerous(危険人物)とのことらしい
平穏な日常を過ごしていた元CIAのフランク(ブルースウィリス)の前に,元相棒のマーヴィン(ジョンマルコビッチ)が現れる
小型核爆弾をめぐる過去の事件に,否応なく巻き込まれる二人
各国の諜報機関からマークされながら,真相にたどり着くと
驚きの計画が明らかになる

悲しいくらい陳腐なストーリーと無意味な暴力シーンの連続に腹を立てる危険性あり

あの「クィーン」主演女優のヘレンミレンや怪優アンソニーホプキンスなど豪華な出演陣を配してこの仕上がり・・・

大丈夫か?ハリウッド

バナメイエビを使ってもおいしければ良い
芝エビなどのきちんとした食材を使って駄目な料理にするくらいなら
え?今のブルースウィリスが「きちんとした食材」かって?

どう思う?



「極道めし」(2011年)


天高く馬肥ゆる秋

というわけでこの映画,空腹時に観るとおなかがグーグー鳴ってしまうこと間違いなし


刑務所のある雑居房では,毎年恒例の行事が行われようとしていた

それは,最も「旨かった食事」の話をした者が正月のおせち料理から好きなものを一品ずつもらえるというもの
娯楽に飢え,この勝負に大盛り上がりする先輩受刑者たちの中,
ひとり行事に参加しようとしない「新入り」
彼には,悲しい過去があった
そして娑婆にはひとつの心残りが・・・
果たしておせち料理の勝者は?
そして,「新入り」の憂慮の結末は?

食事だけが楽しみの受刑者たちの旺盛な食事シーンは圧巻

コメディタッチだが,なかなかどうして胸を打つ内容である
主人公の最後のセリフがとても切ない

「幸せになって欲しい」と思わせる,「新入り」の彼女役の木村文乃が良い

刑務官役の田中要次が得役

佳作である


ところで,「上を向いて歩こう」は良い曲だなぁ


 



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